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この頃、まだ若かったし収入も多くない時期だった。

そんな時に知り合ったこの女性は、長者番付で関西でも上位に入るくらいの人だったわけだが、


『電車で移動とか、マクドで軽食とか、吉野家で牛丼とか、新鮮ね!』


と、言われていた。

キャデラックやベンツでお迎えに来てもらって、有名なホテルのレストランで食事が当たり前だった人だ。庶民的なことは知らないだろう。



運転手付きの車で移動して、普段から数千万の貴金属を身につけている人とは、住む世界が違うと言わざるを得ない。




母の日の今日、少しいつもと違うレストランで食事をしようと思っていたのだが、


妻、

「え〜、そこは行きたくない。美味しいかもしれないけど、雰囲気的に私たちには合わないよ。」


妻が行く前に嫌がった。(予約はしていなかった)

特にドレスコードが厳しいわけでもなくカジュアルな雰囲気のイタリアンなのだが。


俺、

「せっかく母の日だから美味しいもの食べさせてあげようと思ってたのに。じゃ、いつものはま寿司にするか!」



普段と全く同じ外食、妻はこれで満足してくれている(笑)

無理なく関係が継続できる人って妻に限らず、この辺の感覚も自分に近い人でないと難しいのかなと思う。



フランス料理、懐石料理、イタリアン、中華料理など、それぞれテーブルマナーはある。一通りマナー講習で勉強はしてるので、どんな場面にも対応はできるつもりではいるが、最近は行ってないなぁ