誰でも一度は学校で聞いたことがあると思う。



『コックリさん』



文字を書いた紙の上に10円玉を置いて・・・、




違う!

今日は怪談じゃなくて、違うコックリさんの話。



朝の電車で、座れない程度の混み具合で、運悪く座れなかった。しかし、一つ空いてる席がある。



空いてるなら座ろう。なんで誰も座らないの?と怪訝に思いながら座る。そして電車は発車した。



隣に座ってるお兄ちゃん、発車してすぐに体が揺れ始める。



→※

最初はこっくりこっくり。首だけの動き。

徐々に揺れは大きくなり、上体まで前に倒れ始める。前に立っていた若い女性がすぐに他に移る。



すると、お兄ちゃんはピタッと動きを止め体勢を変える。コックリさん対策をしたんだなと安心していたら、今度は横の動き!?




電車の動きには関係なくリズム良くユラユラ。

隣に座っている俺にリズム良く当たってくる。



こんな奴に電車通勤の快適時間を邪魔されたくない。タイミングを合わせて体に力を入れて跳ね返す。反対側の人が肘で跳ね返すとまたこっちに帰ってくる。



次の駅に停車する時、進行方向側に座っている俺の方にお兄ちゃんが全体重をかけてきた!



これは重い٩( 'ω' )و



男の頭が右肩にチョコンと乗るのも嫌だ。すぐに席を立つ俺。お兄ちゃんはそのまま倒れ込むと、すぐに目を覚まして座り直した。


→※に戻る。


また同じ席に座る気にもなれず、他の席に移動した。