芸文ホール建設を大和市議会が可決 | いっしょに生きよう、明るいみらい。

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夜11:30頃までかかり、大和市議会は新たな芸術文化ホールの建設を議決しました。


正確に言うと、大和駅の東側、プロムナードの終点から藤沢街道に出るあたりの地域で、地権者が集まって作った組合がビルを建て、その9割以上の部分について市がホールや図書館や学習センターなどとして使うため、119億円を支払う、という事業をやるのですが、それだけのお金を支出して良いですか?という議案が可決されたという事です。


ちなみに完成するとランニングコストだけでも毎年8億円ほどかかる見通しです。



私の所属する会派「明るいみらい・やまと」は主に、せめてあと2年程度は市民の方々の要望なども聞き、

「これこれこういうホールや図書館を新しく造りたい!」

という計画を争点に市長は選挙で市民の信を問うた方が良いのでは?

という意見を言い続けてきましたが、思い届かず、今日の日を迎えました。


私たちの会派の結論は「現時点で強行するなら反対せざるを得ない」というものです。



朝9:00から始まった各種委員会や本会議は夜の11:30頃ようやく採決に至り、結果は8つの会派中、賛成6会派:反対2会派

終わってみれば大差で私たちは敗れました。




残念ではありますが、結果は結果です。


また、ホールについては少なくない市民が新しいホールを望んでいたということは承知していましたので、ここはしっかりと結果を受け止め、今後は毎年のランニングコストをできるだけ少なくしていくことや、せっかく建った施設が市民に使いやすく、喜ばれる施設になるように、市民のみなさまのご意見を行政側に届けていきたいと思います。


このビルの完成は2015年秋ごろを予定しています。




ちなみに、採決に先立って私が登壇し、以下のような討論を行いました。長いですがご興味のある方はご一読いただければ幸いです。




明るいみらい・やまとを代表いたしまして、本議案に反対の立場から討論をいたします。

私たち大和市民が大木市長に行政のかじ取りをお委ねしてまもなく6年が経とうとしています。私は決して多くのことを知っている訳ではありませんが、少なくとも私が見てきた大木市長のセンスといいますか、目の付けどころや次々と繰り出されるそのアイディアには本当に感銘を受けるところです。

またそれらを実行に移す意志の強さや、市民に広報・周知するための努力においても大変に優秀な方であることは、今や多くの市民も認めるところであります。

しかし、今回ばかりは、やり方が急すぎるのではないでしょうか

大和に文化ホールを!という声は何十年も前からあり、この建設は「市民の悲願」だそうです。

私たち若い世代にとってはなかなかピンとはきませんが、このために寄付をしてくださった市民がおられたり、市としても基金を積み立ててきた経緯もありますので、私はホール建設については今でも賛成です。


しかし一方で私たちの世代は責任をとらなければいけません

今後、施設を回していく。借金を払う。ランニングコストを払い続ける・・・どうしても慎重になってしまうことはご理解いただきたいと思います。


これからはそうでなくても歳入減と歳出増が見込まれます。あれもこれもではなく、まずは各施設の必要性をよく精査し、市全体の公共施設の老朽化対策もあわせて議論し、優先順位を決めて行くのが筋だったのではないでしょうか。


ところでランニングコストが年8億円と言いましても、なかなか実感がわかないという方もおられると思います。これは私の試算ですが、保育園に換算しますと毎年10園分。待機児童900人分に相当します。学童保育なら100施設分にもなります。



そりゃホールも図書館も学習センターも新しくて立派なものがあった方が良いに決まっています。でもそれは、今すぐ、それもまとめて、という理由にはなりません。



どのような施設にするかの検討期間が他市のホール建設に比べて極端に短いこと。


そのため、他市の事例ではしばしば見られる建設計画策定時の市民参画、例えばシンポジウムやワークショップ、公開ヒアリングなどが行なえなかったこと。


耐用年数がまだ20年以上残っている図書館を移転させること。


生涯学習センターと図書館の引っ越し費用が未だ不明であること。


現在の図書館と生涯学習センターの跡地の利用もしくは売却のめどがたっていないこと。


もう少し、時間をかければ肯定的な意味で、各個に議論を深めたり、見通しを明らかにすることができたであろうことは多くあります。


また、長年の課題であった大和天満宮の問題はこれがベストの解決方法だったのでしょうか?


さらに計画区域内に土地を所有する方でこの計画に反対の方もいらっしゃることが、これまで何度も行われた市側の説明では一切触れられず、報道で初めて明らかにされたということもありました。この方は「説明不足だ。財産を預けられるような計画ではない」と市も含めた組合を批判しているそうです。


そして、本市の教育委員会委員長までもが「この計画は拙速すぎる」と、抗議のために辞任したと報道されたことも忘れるわけにはいきません。


説明不足、議論不足、検討不足。つまり全ては時間の不足と、この計画が本当に市民全体のためになるというのなら、もう少しだけ、あと2年間、できるだけたくさんの市民の声を聞き、その結果を

もって、次の選挙の時に市民に訴えるべきではなかったのでしょうか?前回市長選でWスコアで対立候補を破り、圧倒的な人気を誇る市長でしたらきっと多くの市民がそのお考えに賛同したはずです。


もし2年は待てないのとおっしゃるなら、住民投票に付すべきでしたし、それもそぐわないのなら、せめてこのタイミングでパブリックコメントを行うべきでした。


どうしてそのプロセスを避けようとなさったのか、市民目線で見れば理解に苦しむと言わざるを得ません。

他の議員におかれましては、本当にこの進め方で良かったとお考えなのでしょうか。

傍聴席の皆さんは、本当に議論は尽くされたと、お感じになるでしょうか。

残念ではありますが、この市議会で最も若く、おそらく、これから最も長くこの大和市で暮らしていくであろう私たち明るいみらい・やまとは以上の事から、この議案に反対をいたします。


(以上)