10月17~19日まで市議会の文教市民経済常任委員会で九州の行政視察に行ってきました。
今日は18日の佐賀県佐賀市での「いじめ対策について」の報告をします。
まず、佐賀市は市の教育基本計画の中で「市民性をはぐくむ教育」ということを重点において独特な取り組みをしています。
具体的には「教育」を地域の課題として捉えること。
これはどこでも言われている事ですが、実際やるのは難しい。ところが佐賀市では教育委員会のこの点に対するプライオリティーが高く、「やれることは何でもやっている」という印象を受けるほど意欲的に取り組んでいます。
例えばまず地域の大人の意識が違います。
スローガンからして
「さあ!大人の出番です」
というのですから、対象が明確なことこの上ない!
大人が積極的に子どもたちを巻き込んで地域の行事を組み立てたり、子どもたちの行事に大人が参加したりしているそうです。
年に何回かは、地域のお家に子どもたちがホームステイする企画もあるのだとか!すごく面白いと思いました。
さて、しかしそんな町でも残念ながらいじめはおきてしまうもので・・・
佐賀市では地域力を生かしつつ、そこで培われた子どもたちの自主性や行動力を発揮させて「予防」に努めているそうです。
いじめはおきてからでなく、まずは「おきない・おこさせない」ことが大切。
佐賀市ではそんな教師たちの指導に応えて子どもたちが「いじめゼロのやくそく」というものを作って、全校生徒で唱和したりしているそうです。
佐賀市小学生「いじめゼロのやくそく」
1.友だちをたいせつにし、いやがることをしません。
2.いじめを見たら、「だめだよ!」と言います。
3.いじめを見たら、先生やまわりの人に知らせます。
4.こまったときには、すぐにかぞくや先生にそうだんします。
5.友だちをさそい、ひとりぼっちをつくりません。
6.友だちを元気にする、ぽかぽかことば(※)をふやします。
7.だれとでもなかよくし、えがおあふれるクラスにします。
※ぽかぽかことば=佐賀市の小学生が使う、いわゆるポジティヴワード。ネガティヴワードはトゲトゲことばとかチクチクことばとか言うそう。
いじめはいつの時代にもあった事象ではありますが、許される事ではありません。
私自身、今考えれば子ども時代に友だちをいじめたことも、いじめられたこともあると思っています。子どもの頃のこととは言え、その両方が今では心の傷になっています。もちろん、子どもの頃とは言っても私のせいで今も心に傷を抱えている人がいるはずで、そのことを思うといじめの問題は私が語る資格なんかないと思います。
それでも、昨今の事例は背筋が凍る程の陰湿さがあり、今では大人となり、子どもたちと関わる立場になっては黙っているわけにはいかない面もあります。
今はある意味「ブーム」のようにして色んな政治家たちがこの問題を扱っているようですが、私はそのような自責の念からも、この問題は継続的に研究していきたいと思っています。