先日の一般質問で質問した内容をできる限り一般的な言葉に翻訳(?)して、ご報告いたします。
まずは地域小規模児童養護施設についてです。
これ、すごく簡単に何かといいますと、児童養護施設の新しいバージョンです。
今まで虐待とか、親がいなくなっちゃったとか、色んな理由で児童相談所に来る子がいましたが、そういう子が10人いたら9人は児童養護施設に、1人は里親さんのところに行くのが今までの流れ。
でも、施設はたくさんの子どもがいっしょくたに暮らしていて、親代わりの職員さんも1日の中で交代していくので、なかなか家庭のイメージを持ちにくかったんです。
たとえばたいていの家は朝ごはん作ってくれる人と、洗濯してくれる人と、夜ごはん作ってくれる人は同じ人(お母さん、お父さん)ですよね。
でも施設は違います。職員さんももちろん労働時間が決まっていますので、ご飯を作ってくれる人、洗濯してくれる人、掃除してくれる人、勉強教えてくれる人、熱が出たら看病してくれる人、みんな違う人がやるわけです。
そうすると子どもは混乱しますし、それに慣れても「家庭」の感覚がわからないまま大人になります。
結果、子どもが大人になり、いざ家庭を持とうとするとき、どうしたら良いかわからない。
場合によっては施設で育った子どもが大人になって授かった子どもが施設に入らざるを得ない、ということもおきるわけです。
それじゃあなんともヒドいじゃないか。ということで、国は将来的に従来の施設に3分の1、里親さんに3分の1、地域小規模児童養護施設のようなグループホームに3分の1の子が行くように、整備していきましょう!ということにしました。
で、このグループホーム。2種類ありまして、1種類は、「小規模グループケア」といって6人を一つのユニット(部屋は個室でトイレやキッチン、リビングが共同)にして、そこ担当の職員さんが着くという形。これまで大人数だった施設を6人ごとに細分化するというやり方ですね。
そしてもう1種類が「地域小規模児童養護施設」です。これは小規模グループケアを、施設の敷地内の外、それも地域の中に作っちゃうというやり方です。
これにはすごくいっぱいメリットがあって、子どもにとっては普通に町中にある家に住み、普通に学校に通ったり、友達と遊んだりバイトしたりできる。感覚としては兄弟がたくさんいる家みたいな感じで暮らせるのです。
また地域の人にとっては、身近に虐待を受けたり、様々な問題を抱えた子どもがいるということは、何か地域としてできることを考えるきっかけになったり、そういう現実を目の当たりにすることができるわけです。
とはいえ、地域の中に一軒家を借りたり建てたりするのはお金がかかる。
しかも、これは今ある施設が、分園みたいな感じで建てるものなので、県や社会福祉法人しかできないこと。
じゃあ市としては何もできないのか?
いや、そんなことはありません!
市がもし、市の土地を提供したり、安く貸してあげたりしたら、どこかの施設が「じゃあ地域小規模児童養護施設を大和にたてようか!」と思うはずです。
今、大和市で虐待を受けたり、親元で暮らせなくなった子は、ほとんどが市外の施設に入ります。
でも、大和市の子どもたちです。
できる限り、大和市でなんとかしましょうよ!
・・・というのが私の発言でした。
市長の答えは
「大和市のそういう子どもが受け入れ先が無くて困ったという話は無いようだ。そしてあなたの言うとおり、これは市で作れるものではない。でも、子どもたちが本当にかわいそうだという気持ちはよくわかる。本当にそう思う。なので、今後もし子どもたちの受け入れ先がないとか、そういうことになったときはちゃんと考えていこうと思います!」
というもの。
市長も施設に入っている子どもたちのことでは胸を痛めているようです。
今後、もし大和市内に地域小規模児童養護施設を建てたいという社会福祉法人や県の意向があった場合には、ぜひ私が提案した政策を実行していただきたいと思います。