アメリカの正義 | 世界は「ことば」でできている 〜文系講師の受験ブログ

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講師生活27年文系プロ家庭教師のブログです。

令和百人一首リレーの管理人です

タバコは吸わない・酒を飲まない、

浮気をしない・ギャンブルをしない、

結婚もしてない。

 

書き出しから2つ嘘をつきました、文系講師マゴメです。

 

「3つは嘘じゃない?」

 

「嘘は5つだろ??」

 

「どうなんでしょうか」

 

さておき、アメリカ中間選挙。

続々と結果判明中。

 

AOCことオカシオ=コルテスがNYで勝ったので、

 

「これだからNYはダメだ」

 

などと言われていますが、

「負けるわけないじゃん」

 

AOCはすでに政治家としてのオーラがオバマ並。

(完全に私見)

(人間として好きなわけではない)

 

貧困層出身ということや、

33歳という年齢もあり、

SNSでのフォロワー数から言っても、

別格なんですよ。

 

「NYからフロリダに移住した老人たちが多いから、

 NYは民主党、フロリダは共和党が勝った」

 

という意見には「なるほど」って感じ。

 

中間選挙の途中経過。

共和党が下院の過半数とりました。

 

共和党の圧勝ってほどでもなくて、

志ん生 辛勝」

って感じ。

 

選挙結果に不満を持ち、

工作を疑っての内戦という線は、

少し遠のきました。

 

もっとも、

日本だと大事件レベルの、

「スーパーマーケットで略奪」

「警官の暴力」

といった、

小さな事件はちょくちょく起こっています。

 

「選挙結果が気に入らないという理由で、

 内戦までする?」

 

それなんですけどね。

 

日本のマスコミが垂れ流す、

「選挙結果が気に入らないから」

というのとはちょいと違うんですよ。

 

「選挙に不正があるかもしれない」

ということ自体が、

アメリカ人には許せない。

 

「不正なんかあって当たり前」

の日本とは違うんですよ。

 

今回の選挙でも、

「期日前投票をじっと見張ってる共和党員」

なんて記事がありました。

 

あれは脅しているんじゃなくて、

大量投票などがないか、

本当に見張ってるんですよ。

 

交通量調査みたいに一日中ずっと見てるんですよ・・・?

本当バカらしいと思いますが、

「使命感」なんですよ。

 

正義に対する考え方が、

かなり頑固というか特殊というか、

ピューリタンというか。。

 

正義を堂々と主張するのが照れくさい、

もしくは胡散臭くなってしまった日本とは、

かなりかけ離れています。

 

例えば、

「ウクライナでの戦争にアメリカ兵が参加している」

件について。

 

もしこれが日本だと、

 

「人道的に許せない」

「戦争自体が許せない」

「兵士の命が失われたらどうする」

 

などという方向から飛んでくる意見がほとんどでしょうが、

おそらく、

アメリカのメインの意見は違います。

 

「戦争に参加するなんて案は、

 議会を通してないじゃないか!」

 

これだと思うんですよ。

 

「俺たちに話を通していない」、

ちょっとヤクザ風ですが、

正統とも言える「民主主義」です。

 

別の例を挙げると、

かなり昔の話ですが、

クリントンとモニカの不倫、っつーか浮気。

 

「不倫はだめだろ」

「立場を利用したパワハラになるだろ」

 

などの道徳的見地から飛んでくる意見より、

 

「まさか大統領執務室で?」

 

これが一番許せないことらしい。

「場所なんかどこでも同じじゃんね・・・」

「奥様がヒラリーだと色々たまるのはわかる」

 

アメリカ人にとっては、

「理屈が通っていること」

が第一で、

「主張できる論理があること」

が大事。

 

ぶつかり合う時は、

理屈=論理=意見のぶつかり合いなので、

激しくはなるけど、

日本にありがち人格攻撃や、

「多数派かどうか」などは無関係。

 

それがアメリカだと私は思っています。

 

なぜわかるかというと、

「10年間アメリカで育った、

 考え方が完全にアメリカ人の帰国子女」

と結婚していたからでした(20年以上ですね)。

 

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