第2回合不合・国語の物語 | 世界は「ことば」でできている 〜文系講師の受験ブログ

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講師生活27年文系プロ家庭教師のブログです。

令和百人一首リレーの管理人です

そういうわけで複数の生徒から、

全科目の素点を教えてもらっていますが、

(相変わらず四谷の採点早いです)

まさかここに書くわけにもいかないということで、

とりあえず国語の内容と感想だけ。

 

(問題入手しました)

(いつもありがとうございます)

「主人公がだんだんと高齢化している」

という話は以前ちょっと書いたと思います。

 

流行りなんですよ。

 

以前は「主人公は小6の男の子」と、

決まっている学校もありましたが、

さすがに最近は違います。

 

開成中あたりだと、

「主人公がバリキャリの働く母親」

という作品もついに出ました。

 

2018の「きまじめな卵焼き」

しかも設問が全問記述という、ね。

 

国語が得意な子はぜひチャレンジしてください。

https://www.yotsuyaotsuka.com/chugaku_kakomon/system/classes.php?id=10

 

 

なんだっけ、

そうだ合不合だ。

吉田桃子さんの、

「ばかみたいって言われてもいいよ」でした。

 

 

 

主人公は中2ということで、

そこまで大人ではないです。

 

しかも中学生が主人公と言っても、

たいていは幼いし、

今どきの小学生の方が大人だったりするので、

そこまで難しくはありません。

 

「ははん、これは初恋ものだろう」

「駒場東邦の2019だな」

と思ったら、

ちょっと外されます。

 

そこまではいかないです。

あ、そうだ、

「なぜこの物語のこの場面を出題するのか?」

これは考えておいたほうがいいですよ。

第一志望校であれば特に。

 

一番わかりやすいのは〇〇中です。

(いちおう伏せた)

 

「システムvs個人」

「個人が負けそうになるが決して負けない」

(戦う場合と逃げる場合がある)

という構図が多いです。

 

今回の合不合で言えば、

「少しだけ」そういうところはありますが、

そこまで対決している感じはないと。

 

じゃ何がポイントなんだと?

 

「回想シーンが入っていること」

 

最近の流行はコレなんですよ。

小説全体がそうなのかもしれませんが、

 

「すでに大事件は終わってしまっている」

 

「その大事件への対応の違いや、

 大事件から受けた影響の違いを描く」

 

こういうのは増えています。

 

そういう場面を出題することで、

どんないいことがあるのかと?

 

前回書いたように、

「時系列についていけるか」

これがひとつ問えますね。

 

「回想シーンはここから何行目までですか?」

というのは、

中堅の学校では出されがちです。

(もちろん楽勝です)

(ナメられています、ええ)

 

もうひとつ、

「対応の違いから

 価値観の違いを導き出せるか」

これも重要です。

 

あとは、

「事件後の関係性の変化」

 

この辺の読み取りは私の授業の生命線なので、

とりあえずここまで。

けちんぼ

 

あまり書いてしまうとあれですが、

「物語中に悪者が登場しない」

というのは、

結構重要だったりします。

 

「誰かを悪者に仕立て上げる」

というのは、

中学入試国語と真っ向から対立する考え方です。

 

ほとんどの文章で、

「悪者はいない」んですよ。

 

じゃなぜもめごとが起こるのか?

 

これはひとつ中学入試のテーマになりえます。

 

そういうわけで、

「すべては旦那が悪いのだ」

「すべては隣の隣の奥さんが悪いのだ」

「すべてはあの教師が悪いのだ」

なんて言ってないですよね??

 

子どもが聞いてたら悪影響・・・・

と言いたいところですが、

子どものほうは意外と、

「そうじゃないのはわかってる」

という場合もあるので、

大丈夫かもしれません。

 

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