問題発言をしたのは、英国チューダー朝時代の専門家であるデービッド・スターキー氏。
6月30日に配信された右派コメンテーターとのオンラインのインタビューで、米国などで続く人種差別抗議デモについて
「米国黒人文化の最悪の側面」
を表していると主張。
「奴隷制度はジェノサイド(集団虐殺)ではなかった。もしそうだったら、アフリカや英国にこれほど多くの忌まわしい黒人はいなかったはずでしょう? とても多くの人が生き残ってしまった」
と述べた。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020070500199&g=int
この発言を受け、パキスタン系移民の子供であるジャビド前財務相は今月2日、ツイッターで
「デービッド・スターキー氏の人種差別発言は、今も存在する恐ろしい考え方を思い出させる」
と批判。
この投稿がメディアで取り上げられ、ケンブリッジ大は3日、スターキー氏の辞任を承認した。
同氏が客員教授を務めていたカンタベリー・クライスト・チャーチ大学も
「大学の価値観に完全に反する」
として契約を解除。
出版大手ハーパー・コリンズの英国法人は
「私たちが同氏の著書を最後に出版したのは2010年だが、今後は出版しない」
と突き放した。
→引用ここまで
この記事を読んで、
「やれやれイギリスの教授はアホだね」
「差別主義者はイヤだね」
で終わってもいいんですが、
もちろんそんなことで終わるわけではないと。
「イギリスはまともでいいね」
差別主義者がちゃんと制裁を受けるわけですから。
「イギリスが羨ましい」
そういう感想になってしまうのが、
日本の「よりまずいところ」ではないでしょうか。
だってね、
韓国人差別や中国人差別、
アジア系全体に対する蔑視って、
今の日本でもめちゃくちゃ多いじゃないですか?
嫌韓本や嫌中本もたくさんありますが、
彼らの本は出版差し止めになるどころか、
本屋で堂々と平積みで売られています。
一定数の読者に確実に売れますから。
これが差別でなくてなんなのかと。
「そもそも中国や韓国が悪い?」
子どもかよ。
大人の顔をしたクソガキは黙っててください。
海外のネオナチの人が、
日本に買い物にやってくるという話もありました。
「ナチスのハーケンクロイツマーク入り旗やTシャツが、
堂々と売られているのは日本くらいだから」
まあ、
それが日本人全員の意思であればいいんですよ。
表現の自由が守られている国だとも言えなくもないし、
「きゅうくつじゃなくていいじゃん?」
という言い方はできます。
ただ間違いなく、
日本人全員の意思じゃないです。
きゅうくつじゃないどころか、
ただ対立を煽ることで、
めっちゃきゅうくつになってしまっています。
ビアフラ紛争2歩手前くらいには来ています。
「それはそれでまた別の話」
「日本人は差別なんてしないよ」
「話せばわかるやつばっかりだよ」
そう言えたのは30年前まででしょうね。
「嫌中本」「嫌韓本」は、
この30年で一気に増えました。
ネトウヨは増える一方で、
最近になってようやく、
「横ばいになったかも?」ってくらいです。
「表現の自由」なんてどこの国の話でしょうか。
「あぶねー」とか言いながら、
自主規制してるだけです。
日本が韓国や中国と仲たがいすることで、
一番得をする国はどこか?
考えてみましょう!
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