メタ構造を使って冷静になろう | 世界は「ことば」でできている 〜文系講師の受験ブログ

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令和百人一首リレーの管理人です

小学生でもなんとかわかります、「メタ構造」。

 

https://pdmagazine.jp/background/metafiction/

「メタフィクションって知ってる?」

というこのページは、

「朝のガスパール」や「虚人たち」など、

筒井康隆氏の作品を使って説明してくれています。

 

 

 

 

うっかり「パプリカ」も載せてしまいましたが、

まあそういうことです。

 

1「物語の中で物語が進行している」

とか

2「物語内の人物が読者に話しかけてくる」

とか

そういう感じ。


 

「銀魂」はかなりそうなので、

理解しやすいかもです。

 

これは知っておかないと、

大人になって出会った時に、

「すげー!」

とムダに興奮してしまうことになります。

それはそれでいいんだけど。

 

あ、そうだ、

 

「カメラを止めるな!」

 

をやってくれたおかげで、

「この映画は2度始まる」

メタ構造ってそういうことですね。

 

 

 

 

私の場合は、

 

「映画の中で映画を撮ってて、

 あ、もう映画が終わるのか、

 と思ってたら、

 終わったのは映画の中で撮ってた映画の方だった」

 

という例で説明します。

 

「蒲田行進曲」はちょっとそれに近いかな?

「キネマの天地」だっけ?

忘れましたが。

歳はとりたくないわね

 

さて、

なぜいきなりそういうことを説明しだしたかというと、

 

「そういう感覚を嫌う・忌避するひと」が、

めちゃ多い気がするからでした。

 

「そういう感覚」ってのは何かと?

 

「足場が崩される感覚」

ってところです。

いや老人が嫌うのはわかりますけどね。

学校の教師とかね

 

本来なら楽しめるはずの、

「脳が揺さぶられる感覚」

「非現実感」

ってのを、

若者も結構嫌っている。

 

「現実だって不条理で厳しいわけだから、

 映画くらいはとっぷりと浸っていたい」

 

「現実を忘れたいのよ」

 

気持ちはわからなくはないですけど、

そういうことばかり言っていると、

 

「フィクションと現実の境目がわからない」

 

そういう人間が増えてくると思うんですよ。

 

他人事ではありません。

 

「都心部の受験の厳しさ」

なんてのも、

フィクションが支えている場合が「まま」あります。

 

確かに、

「都内上位私立中20校くらい」

「東京近辺上位私立大学10校くらい」

は、

6年前とは比較にならないくらい難化しています。

(2015が境目)

 

ただし、

それ以外の学校、

あるいは最上位校は、

あまり変わらないです!

特に女子校

 

親もある程度はがんばってもいいんですが、

ときにはメタ構造を使って、

自分の状況を客観的に眺めましょう

 

「あ、なんか悪い渦に巻き込まれたな」

「あ、なぜか私はムキになっているようだ」

と、

「ふっと我に返る」

 

これが大事です。

 

 

ちなみに、

今年は「煽るやつ」が絶対でてきます!

 

たとえば、

「この教材を買わないと受からない」?

 

そんな教材はありません。

 

確かにいい教材はありますけど、

そういう教材は、

たいてい本屋で、

2000円以内で売っています。

 

20万する教材なんて買っちゃダメですよ?

「ちょっと安く感じてしまうなら感覚が麻痺しています」

 

ん?

 

来年度の受験問題が入手できる?

 

それは違法ですから警察に届けましょう。

 

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