京大の教授だった森毅先生の文章は、
20世紀には(そろそろ20年前か!?)、
中学入試では結構出されていました。
京大といえば立て看
最近の入試では少なくなってきたかなと。
ちょっともったいない。
Nのテキストにあったので、
久しぶりにやったんですが、
やっぱり良いこと書いています。
「人に迷惑をかけるな、というのは無理である」
震災などを通して身をもって学んだはずですが、
こんなテーマについても、
私たちはまだ消化しきれていないのかもしれません。
「なぜだろう?」
そう思った生徒の皆さんは是非読んでみましょう。
まちがったっていいじゃないか (ちくま文庫)
713円
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森毅先生が生前に「数学を語っている」、
貴重な映像がありました。
https://ceron.jp/url/www.youtube.com/watch?v=ji7cQC08_SQ
テーマはずばり「数学が好きになるには」。
「どうしたらマンガを嫌いになりますか、
そんな質問をするお母さんが昔はいました。
これ簡単なんでね。
マンガを読むのを夏休みの宿題にする。
一冊ごとにマンガの感想を書かせる。
入試問題にマンガを出す。
このマンガのテーマは次のABCのどれかと答えさせる。
こうすれば一発でマンガが嫌いになります」
これが導入部です。
「じゃ数学が好きになるには」?
すでに答えは出ている感じですね。
あまりきつくない関西弁で、
落語家のような独特の語り口です。
「集中力が大事だって言うんですけどね、
集中力より分散力のほうが大事じゃないの?」
そんな話が最後には出てきます。
集中力がない子供を持つお母さま、必見です。
「30分間、ラジオでも聞くつもりで気楽に流す」
といいと思います。
私のように、
メモを取りながら必死に聞くのはおススメしません。
以下は「まちがったっていいじゃないか」の説明です。
内容説明
人間、ドジだってかまわない。ニブイのも才能だ。誤りを恐れず、お互いに迷惑をかけあいながら、ジグザグ進んで行こう。まちがったら、やり直せばよいのだ。そもそも世の中には、正しいか誤っているか、結論のくだせないことの方が多いのだから。―少年の頃を振り返りながら、若い読者に、人間の複雑さ、面白さを伝えて、肩の力を抜かせてくれる人生論。
目次
1 やさしさの時代に
2 ドジ人間のために
3 半分おとな
4 なぜ勉強するの
5 他人を気にする
6 受験戦争をこえて
7 自分は自分が作る
8 ときには孤独の気分で
9 男と女の間
10 友人たちと
11 戦中派からのメッセージ
12 過去・現在・未来
13 危険な自由
14 ヤジウマの精神
15 ちょっとズッコケ
16 ことばへの思い
17 人間たちの未来
18 きみ自身のドラマ
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