わかったつもりがコワイ 〜中学受験社会(1) | 世界は「ことば」でできている 〜文系講師の受験ブログ

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令和百人一首リレーの管理人です

社会の教師が、

「社会は丸覚えでしょ、と言われるのを異常に嫌う」

という話はいつか書きました。

 

「社会は暗記科目ではない」

 

 

ただその記事の表題にも付け足したように、

「〜とも言ってられない」

わけです。

 

上記の記事に引き続き、

もう少し具体的な対策を書きます。

 

上位校では「長文問題1題」という出し方を好みます。

 

このブログでよく出てくる、

「海城」や「駒場東邦」もそうですね。

 

誰かが会話しているような文章や、

教師が解説しているような文章が、

だらだらっと出ます。

 

なぜそういう出題をするのか?

 

「次の問題が地理の問題か歴史の問題か公民の問題か」、

分からなくするためです(!)。

 

中学受験の子は、

現段階で社会の勉強をするとき、

「メモリーチェック」やら「コアプラス」やら、

「四科のまとめ」やらを使っているでしょう。

 

そのときに気をつけるべきことがひとつ。

今は江戸時代のページだから、

 脳の江戸時代引き出しを開けておけばオッケー」

と思ってしまうこと。

 

算数のほうがわかりやすいですね。

今は流水算のページだから、流水算で解けばオッケー」

と、

自動的に分かってしまう。

 

これだと、

わかったつもりになりやすいわけです。

 

 

これは流水算の応用で解ける!

と自力で気付けるのが、大切。

 

それがほんとの実力と言えると。

 

 

 

もしご家庭で「社会の暗記項目チェック」をする場合、

「あえてバラバラに出題してみる」

ことをお勧めします。

 

江戸時代をひとつ出題したら、

次は公民の三権分立、

次に地理の貿易港、

みたいな感じですね。

 

対応力が鍛えられます。

 

 

あとは「思い込み」に注意。

 

常識を揺さぶってくる出題は、

国語だけでなく、

社会でもありえます!

 

これは次回に書きます^^

 

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