昨日から夏休み。
部屋の片付け、洗濯、その他家の事に時間を割き、ようやくART TUBE MP 2号機の改修へ着手するもパーツの手配漏れで予定の作業は出来ず。
基板からトランジスタを全て取り除き新しいものへ交換する予定でしたが…
2N4403の手配忘れの為、基板から取り外したものを再びつける羽目に。
交換出来たものは、2N4401が 2個、2N5088が1個。いずれも新品の方がhFEの値が高いです。経年劣化でこの値が低くなるのか知りませんが…
旧2N4401
新2N4401
旧2N5088
新2N5088
旧2N4403
4個ともほぼ同じ値が出ています。バラツキが無く同じように劣化しているのか?
2N4403は6個実装されてますが、6個取り外した後、4個は計測しましたが2個は計測忘れました。
で、この6個を再度取り付け…
仮組みし、テスト!
ん〜、少しは良くなったかな〜、
依然ノイズはでる…トランジスタの劣化かな〜、
と、昨日はトランジスタを3個新しくして作業は終了。
今朝、足りないトランジスタを手配して、ネットて入手した図面を眺めてたら、
Q4のトランジスタが実機と違う!
実機は2N4401がついてました。
そういえば…
トランジスタの交換作業中、2N4403が無い代わりに変なトランジスタがあるなと思ってましたが、要は、2N4403は在庫切れで何処か別のショップで手配しようとし、そのまま忘れた。変なトランジスタは回路図から拾った型式がMPSA29というもので、それを手配していたという事。
MPSA29と2N4401では明らかに回路が異なるので、ノイズの原因はコレか!と早速交換。
…ダメです。ノイズが出ます。
あまり変化無し。
いったい何が正解なのか?
1号機で確認してみると…
2N4401が付いてます…
え〜! また取り替えなの〜!
回路図はTUBE MP STUDIOとなっているが、回路上にコンプレッサースイッチがある!
実機にはコンプレッサースイッチはありません。回路図は参考程度とした方がいいですね。幸いもう一台実機があるので、それで確認ですね。
ん!1号機の方がコンデンサーが多いぞ!
2号機基板
1号機はC32にコンデンサーが付いてる。でも2号機はご覧の通り付いてません。
次から次へと修正要素が増えていく…
今回の改修で1号機と2号機を取っ替え引っ換えしてますが、あらためて1号機が優秀だと感じました。インプット、アウトプットのノブを全開にしても気になるノイズが出ません。
2号機は現段階だと録音レベル(インプット、アウトプットのノブがほどほどの位置)だと少しノイズが乗るかな〜程度ですが、ノブが全開だとノイズが相当乗ってきます。
1号機をベンチマークにして、
次のステップはトランジスタの全交換だな!
トランジスタの入荷を待とう!!
トランジスタは国内在庫が品切れの為、久々にDigi-Keyへオーダー。
海外から来るので到着はいつになるのか?
また、長丁場になりそうです。