R34スカイラインの知られざるヘッドライトの違い | CRUIZE公式ブログ

CRUIZE公式ブログ

■自動車用パーツメーカー ■次世代の定番を創っています■LED (汎用品 / 車種別専用品) ■全方向に照射する無極性メーター・エアコンパネル用LEDバルブ■電動コンプレッサー式エアコン

CRUIZE公式website
http://www.heartnet.info/

今回はR34スカイラインの純正キセノン車用ヘッドライトの違いについてご紹介します




前期は
・レベライザーが付いている
・ハイビームのバルブがHIR

後期は
・レベライザーが無い
・ハイビームのバルブがHB3

・前期と後期でバラストが違う




これらはご存知の方も多いかと思いますので、上記以外について書いてみました





それは、ロービームのリフレクターです
 
違いがお分かりになりますか?

前期は助手席側、中後期は運転席側のヘッドライトなので分かりにくいかもしれませんが・・・




実は、上の画像の中の赤く塗り潰している部分が異なります

あとは、細かいところでは、メッキの質感が違います。前期は鏡の様な状態で、中後期は塗装の様な肌が有ります。若干中後期の方が膜圧が厚い様に感じました





リフレクター形状が異なりますので、配光も異なります(CRUIZE R34専用LEDキット装着) 

前期160hcdと比べて中後期198hcdとなっており、中後期の方が光度が高くなっておりますが、リフレクター形状の違いによって中後期の方がエルボー点左下の光度測定点に集光されている為と思われます

とはいえ、そもそも異形ヘッドライトは左右で配光が異なる事もあり、実際の路面への照射を目視で前期または中後期を見分ける事は難しいかと思います




構造も異なります。この画像は前期ですが、樹脂製のリフレクターに金属製のカバーが被されています。金属製のカバーに平型端子が接続されているので、ノイズ対策用だと思います




この画像は中後期ですが、樹脂製のリフレクターの裏側までメッキが施されており、金属製のカバーは付いていません。導電性のメッキを施す事で金属製のカバーが不要になって廃止されたのだと思います

前期と中後期のヘッドライトを比較すると、本来なら中後期の方がカンデラが出やすいので、ロービームでの検査に合格しやすいのですが、セダンも含めると平成10年から生産されておりましたので、もう22年も経過しております。経年劣化によりHIDでも光度不足が原因でロービームで検査に合格しないお車が増えてきました

ちなみに、ロービームで検査に合格しない場合、光度は64hcd以下だったという事になります

64hcdはシールドビームでもクリア出来るレベルですので、それよりも測定時の光度が低い・・・という事になります

例えば、ロービームが不合格でハイビームで合格した場合、車検証は発行されますがロービームが光度不足である事は変わりません

おおよそ純正HIDの場合、100hcdあたりが平均値の様ですので、今一度ロービームの光度をご確認頂いても損は無いかと思います




という事で、R34スカイラインのヘッドライトの違いについて脱線しながら⁉︎書いてみました😃



よろしかったら、コチラもご覧ください😊