オイルポンプからのオイル漏れで入ったケッチ。

良くある修理で、今回はカムのシールが劣化して漏れていました。

補修パーツが社外品であるので問題はありません。

が、ステムにガタが有ることがわかり、調整しようとしたらトップボルトが動かない!

緩みも締めも出来ない。
明らかにネジ山が何かなってる。

良く良く観察すると、トップブリッジがステムナットに当たってない。浮いてる状態です。原因は左右のライトステーにありました。

純正のステーは複数のパーツで成っていて、組み合わせを間違ったのか、そもそも間違ったパーツなのか、高すぎてトップブリッジを浮かしてしまい、そうとは知らずトップボルトを閉めこんだのでは?
の結論にいたる。
そこで、某オークションで中古のステムをゲット。
これで心置きなく破壊できます。
とは言え、お客様のバイクです。慎重に焦らず作業してやっと取れたのがコレだ!!


こりゃ酷い。勿論ステムも破損してました。

まー、今回は程度の良いステムが手に入ったのでよかったが。

で、原因となったライトステーを見た所、上下に付くスペーサーの向きを間違って付けて、足りなくなったクリアランスをオーリングと謎のワッシャーで埋めていた。

間違ってパーツを組んだ時にステーがユルユルになってしまっての苦肉の策だったのだろうが。。。

古い中古車買う時は信用あるお店で買いましょうね。

画像が足らず長文になってしまったぜ。