アフターファイアとは、アクセルを戻したときにマフラーからパンパン音がしたり火が出たりする現象。アフターバーニングとも言います。
かっこ良いからわざと出すような事をする愚か者もいる。

原因としては、ガスが薄過ぎ、ガスが濃すぎ、二次エアーなどなど。

この車体では、マニホールドからの二次エアーが疑われた。マニホールドのオーリングを交換後、点検の為にパーツクリーナーをマニホールドにかけた時にエンジンがストールしそうになる。との事。
なにやら色々起こっているな。

先ずはプラグの掃除、エアークリーナーエレメントの点検。
放置プレイ車だったので、キャブも点検。

キャブセッティングはノーマルだが、かなり薄いセッティング。フューエルバルブの穴なんざ、原付並の大きさ。これ250ccのシングルキャブ車だよな?

が、昨今では良くあるセッティング。排ガス規制で薄ーいセッティングをしている。

なので、原因はキャブセッティングではない。
マニホールドのオーリングも一応新品のリングに交換してテスト。

結果、なーんも変わらずw
パンパンうるさいし、パーツクリーナーかけるとストールしそうになる。


関係無い話しだけど、昔の悪口で"このパンパン娘が!"と言ったりしていたが、今ではセクハラで訴えられても、言い訳出来ない位の悪口です。
勿論、アフターファイアとは関係ない。
では何故パンパン娘なのか?何のパンパン?
知りたい人は戦後の混乱を生き抜いた先人に聞いて下さい。ブログでは書けません。

って、本当に関係無い話しだな。
ここまでの作業で原因はハッキリしてきました。
マニホールドにパーツクリーナーをかけて、エンジンストールは、パーツクリーナーでガスが冷やされるから。

アフターファイアに関しての犯人は。。。お前だ!

この箱です。箱の中身が原因。

排ガス規制の悪法のため、バイクにはAIが必要になった。排ガスを薄くする装置が必要になったのです。
各社で違いはあるが、簡単に説明すると燃焼で生まれた排ガスにフレッシュエアーを混入させて、排ガスを薄くする。

聞こえは良いがトラブルだらけの装置でもある。

EXから伸びてるパイプわかる?これがホースに繋がり箱のなかに入っていく。

これを、一時的にキャンセルして、テスト。
アフターファイアは治りました。だけど、なんつー場所にあるんだコレ?
リヤタイヤ外さないとダメじゃん!?

オーナー様と相談して、一番シンプルな方法にする。
即ち、装置はそのままにホースに蓋をしてキャンセル。
負圧ホースもキャンセル。装置を完全に孤立させた。

Dトラッカーなどでも同様なトラブルがある。アッチは装置を簡単に外せるから良いが。

つーか、二輪車に排ガス規制って必要か???そんな事より自家用自動車の台数規制か、強制EV化しろよ。
そうすれば確実に排ガスは軽減され渋滞もなくなり、バイクが走りやすくなる。
くだらん二輪車規制でセローなどの名車が無くなるのは我慢ならん。