池の鯉の如く | 鴉ノ眼

池の鯉の如く

今月はポートレート撮影のオンパレード。
おかげで、今月の私のお財布は足しても足しても空っぽなんです。…>_<…


25日に大きなところの大きな規模の撮影会があるのですが、正直この会場で撮りたいと思っていたモデルさんは秋に辞めてしまわれたので、結構参加費掛かりますし、どうしようかという迷いもありました。


私は誰でもいいからという撮り方はしません。
この人だから撮りたい、次はこういうロケで撮ってみたいという基準で動きます。


個人撮影で屋外ロケへ行く際には綿密とまでは行かなくても、開始時間より1時間くらいは先に入り、予めその撮影予定場所を一回りしてシュミレーションを行います。
モデルさんもそれぞれ特徴もありますから、単なる被写体なだけではなく、何処でどういうアングルでそのモデルさんを撮るべきなのか。
その様なことを大まかに考えてから本番へ入ります。


こういった事をするようになったのは、あるモデルさんを撮影して以降です。


初めての撮影での第一印象は目線もこちらから呼びかけないとくれないし、スマイルも無し。
綺麗な人だけど、かなり撮りにくいモデルさん・・・。

しかし、出来上がった写真は通り一遍のスマイル写真ではない、様々な角度でモデルさんを捉えた面白い写真が写ってました。


それから色々考えさせられるようになりました。

経験があり優秀なモデルさんはこちらのシャッター音に反応して次々とスマイルや違った表情とポーズをとってくれるので大変撮りやすいのですが、それは撮っているのではなく、モデルさんに撮らせてもらっているだけだったということ。


その、あるモデルさんというのはポジションを決めていざ撮影に入ると、シャッター音には一切反応せず、まるで庭園の池を自由に泳ぐ鯉を撮るかの如く。
私は直感的にモデルさんとの距離や構図、タイミングを決め、シャッターを切る。

これは、モデルさんに泳ぐセンスがないと出来ないことですし、撮影者はモデルさんが上手く泳いでいる合間に見せるその一瞬を押さえられるセンスがないと駄作の連発で終わることになるでしょう。


鴉ノ眼


私にとってはこのモデルさん無くしては得られなかったであろうポートレート撮影のスタイルを教えてもらったモデルさんだったので、辞めてしまわれたのは本当にショックでしたが、急遽25日にその大きな撮影会でまた撮らせて頂ける機会が出来ました。

時間は短いですが、もう一度撮らせて頂けるのは本当に嬉しいです。
緊張して一瞬を押さえられるかどうかを考えると今夜から寝られなくなりそうです。(^^ゞ