東寺 観智院 | 鴉ノ眼

東寺 観智院

がらくた市を一回りした後は特別公開している「観智院」へ寄ってきました。

風流鴉

観智院は東寺一山の勧学院で、所蔵する密教聖教の量と質では我が国最高といわれているそうです。

風流鴉

風流鴉

風流鴉

見どころは、国宝の「客殿」とその床の間にある宮本武蔵筆の襖絵「竹林の図」と「鷲の図」、客殿前の「五大の庭」、本尊の「五大虚空蔵菩薩像」、「愛染明王像」など。
内部は写真撮影禁止のため紹介できませんが、素晴らしいものです。

宮本武蔵は一乗寺下り松での吉岡一門との決闘の後約3年間この観智院で隠棲したそうです。
その時に客殿床の間に水墨画を大胆に描かれたようです。
鷲はかろうじて鷲とわかる程度にしか墨が残っておりませんが、迫力のある絵に圧倒されます。

それから、五体並んだ五大虚空蔵菩薩像は唐の都長安の青龍寺金堂の本尊だったものです。
国を超え、時代を超え、中国から伝わった仏教は日本の中に脈々と受け継がれている事が具体的にこの仏像から観てとれます。

今の中国は文化大革命という名のもと仏教を捨ててしまいました。
昔は国は違えど、仏教など文化を通じた共通の倫理観があったのでしょうね。

風流鴉