きものレンタル考察 | 鴉ノ眼

きものレンタル考察

本日、大丸京都店に「長沼●きものひととき」がオープンしました。
京都へ観光に来た人が百貨店へ立ち寄って素敵な着物に着付けをしてもらって街を散策なんて良さそうですね。(^_^)b

もっとも京都は着物レンタルというだけなら数多のお店があることでしょう。
ただ、残念なことにレンタルには化繊の着物を使っているところが大半で、帯も半幅とかなので街で見かけても京都の人なのか、観光客でレンタルで着ているのかすぐにわかってしまいます。

けど、こういった本格志向のレンタル店では正絹(たぶん・・)でしょうし、帯もそれなりなものだと思います。
そのうえ着付けは元々本業ですから当然きちんとした着こなしなのでしょうね。

私が感心したのは、着付けを教える学校というと本来は着付師になるために行くはずなのに自身が着られるようになるために行くケースが多いと思います。

要はお太鼓結びなど本来着付けをしてもらうのが前提の着方を自身で着られるように教えるのではなく、こういった店舗で「着付けをサービスとして提供する」という点です。

こういった流れはそれはそれでいいと思います。

元々日本では着物が普通の衣服でしたが、戦後くらいから着物の格とか着付けなどで敷居が高くなってしまったと思うのです。
ならば、自身で着て楽しむ人もいて、こういったお店で本格的な着物を着るときのみ着付けまでしてもらうというのも選択肢の一つとなるのですから、業界としては良いのではないでしょうか。