こんにちは朱堂です
今回は、東京・文京区
「実盛坂」です
(住所:東京都文京区湯島20と21の間)
この坂は、平安末期の武士・斉藤実盛の住居が
この辺りにあったという言い伝えから名前をつけられました
斉藤実盛とは、頼朝の父・義朝とその弟で木曽義仲の父・義賢の
勢力下の間に本拠があった武士で、
(戦国時代でいう、今川と織田にはさまれた徳川みたいな立場)
義賢が義朝に討ち取られた後に幼い義仲を
安全な保護下に送り届けた、という義仲の恩人です
その後は義朝や平氏に仕えて出陣するも、
義仲討伐の時に義仲に討ち取られてしまいました
彼の首を洗ったら、黒かった髪の毛が白くなり、
恩人が墨で髪の毛を染めてまで出陣していた、という話に
義仲が涙したという逸話が有名です
言い伝えによると、この辺りに実盛塚(つまりは墓?)や
首を洗ったという井戸があったそうですが
戦死したのは加賀、石川県なので本当かどうかはあやしいです…
以上、朱堂でした