こんにちは朱堂です






今回は、静岡編


「臨済寺」です




悠々閑々…歴史街道まっしぐら!…


静岡浅間神社
から北に徒歩10分くらい、


賤機山(しずはたやま)の麓の東側にあります


(住所:静岡県静岡市葵区大岩町)




元々は、今川義元の父・氏親が出家した義元のために、


母親の北川殿の別邸を改造した「善得院」というお寺でした


義元の兄・氏輝が亡くなり、お家騒動の果てに家督を継いだ義元によって、


氏輝の法名から「臨済寺」と改名。


氏輝のお墓を建て、太原雪斎を住職にしました




今川の人質になった家康は、ここに預けられ、


太原雪斎から教育を受けて成長しました




(太原雪斎 … 今川の家臣で僧侶。


          義元の子供時代からの師匠で、信頼が厚かった。


          僧侶でありながら、今川の軍師として活躍した。)




現在は、氏輝や太原雪斎のお墓があるだけでなく、


近くのお寺をいくつか吸収合併したことによって、


義元の長男・氏真が建てた義元のお墓もあるそうです


加えて、お庭は「名勝」として登録されています




今でもお坊さんが修行されているお寺なので、


なにやら神々しいオーラが漂っていました




悠々閑々…歴史街道まっしぐら!…


正面入口にある山門です




家康が駿府を支配下に置く時に、


このお寺も静岡浅間神社とともに焼かれてしまいましたが、


(詳しくは「静岡浅間神社」を参考)


その後すぐに家康に再建されました


その時の建物が今でも残っています




ちなみに、上の「大龍山」の額は15代将軍・徳川慶喜が書いたそうです




悠々閑々…歴史街道まっしぐら!…


山際に一面のお墓




ココの上のほうに氏輝や雪斎のお墓があるらしいんですが、


ちょうどお坊さんがお仕事していらっしゃるのが見えたので、


邪魔をしてはいけないと思い、


見学はしませんでした




たぶん、写真中央からちょっと左にある区画がお墓かな、と思いますが






次回は、「瑞龍寺」をご紹介します






以上、朱堂でした