この間、公園で子供と大人の男の人を見かけました
しょっぱなから何を言っているのかと
驚く方もいましょうが、続けます
友人らと遊んだ帰り道で、
別れた後でしたから一人だったんですけど
公園で子供たちが走り回っていて、
うひゃあー愛くるしい
なんて思って見てますと、
不意に子供たちの後方から
成人男性が奇声のような声を上げて
両手を上げて走って来たんです
子供たちも叫んで逃げ回ってました
びっくりした自分は男性に駆け寄って
「何をしてるんですか」
と聞きました
多分その時の自分の顔は
もの凄い形相だったかもしれません
男性は、最初は驚いていました
そしてすぐに笑みをこぼして言いました
「ああ、すみません。鬼ごっこを頼まれまして」
「あれ?」
逆ドッキリでまた驚いた表情をしました自分の
後方からお父さん早くして、との声が…
恥ずかしさのあまり失礼しますた(→笑)等と
言いながら速足で逃げました
もう公園に行きたくない
さて、突然ですがるいべです
_______
”此処”はとある森の中の建物の中。
「マーキュリー。制服ってもう届いているかな」
「はい。アース様の自室にてございます」
マーキュリーとアースは無機質な、飾り気のない
長い廊下を歩いていた。アースは”此処”の権利
者である。
マーキュリーは彼の秘書兼付き人を担っている。
そしてとある研究の第一人者である。
「楽しみだなあ、学校!」
「アース様。あくまでターゲットとの接触の為の潜
入ということを、お忘れなきよう」
「大丈夫だよマーキュリー。俺はへまなんかしない
さ。それよりも君は自分の研究の心配しなよ。あ
の人もう待ちきれないみたいよ」
「その件でしたら御心配なく。…私よりも、カロンで
すよ」
ここでアースの部屋に着く。扉は他の扉よりは多少
綺麗ではあっても、あまり変わらない。鍵は掛かっ
ていないようで、マーキュリーが鍵を懐から取り出す
と、そんなこともお構いなしにドアを勢いよく開け放っ
た。
「アース様!鍵をお掛け下さいとあれ程申しましたの
にっ…。聞いていらっしゃいますか」
マーキュリーが睨むような視線でアースの姿を追うが、
そんな視線も無視して軽い足取りでベットに近づいて
行った。
「はいはい次はするよー。あ!制服来てるー!」
ベットの上に丁寧に畳まれた、服を持ってはしゃいでい
る。その姿を見てマーキューリーは深い溜息をついたり、
額に手を当てている。
アースは制服を体にあてて似合うかな、などと聞いて
くる。
「……よくお似合いですよ、とっても」
「ありがと!…カロンはね、大丈夫だよ。プルートも一緒
なわけだしー」
「ですが、暫く此処を嗅ぎまわっている者がいるのですよ。
恐らくそれは、」
「まあ、榊さんだろうね。あの人必死だよねー」
その名前が出されると、急にマーキュリーは押し黙った。
それを見て、アースははしゃぐのを止めてマーキュリーに
歩み寄って行く。
「まあ、君としてはちょっとあれだよね。彼は元恋人さんだ
し?」
少し伏し目がちにしているマーキュリーに、アースはニヤ
リと笑みを浮かべた。あぁ、まだ未練があったんだ。と。
「アース様。一つ宜しいでしょうか」
「良いよ」
そこで挑むような目をちらりと前髪の分け目からアースへ
飛ばした。
「ターゲットの学校は大学ですよ」
「……ええええええっ!?」
「それは高校生用の制服ではありませんか?」
冷ややかな言葉を言って溜息をつく。
しくったあああああっと嘆いて床にぐったりと項垂れる
アースを余所にマーキュリーは仕事が残っていると言
い、さっさと出て行った。
「未練なんか」
有りはしない。