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きままなひととき

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【松竹映画「男はつらいよ」公式サイトより抜粋】

 

渥美清主演の映画「男はつらいよ」はフーテンの寅さんの恋愛模様中心に人情を描き、映像に昭和がギュッと詰まっています。

テレビ東京のBSでずっと放送されていて録画してあった寅さんシリーズ映画50作を、あまりにも酷暑で日中の外出とドライブ旅撮影が困難なこともあり、編集をしながら見ています。そこで感じた事を書いてみたいと思い、私見ですが読者様のなかで昭和レトロがお好きな方に何か少しでもご参考になればと思います。

 

〇作品の特徴

・行商の独身の寅さんは、いつも美人に恋をするも、いつもフラれている。

・寅さんは義理と人情に篤く、旅先で出会った若い女性にユーモアと笑顔でやさしく接してすぐに仲良くなる。

・出会った若い女性は、寅さんの面白さややさしさに好意を示し、寅さんは有頂天になり若い女性をもてなしたり悩みを解決しようと全力になる。

・でも、その若い女性には既に好きな人がいて、それで悩んでいるケースも多く、それと知らない寅さんは恋をするも、最後はフラれてしまう。

・ただ時々相手の若い女性が寅さんに恋心を抱くことがあるが、寅さんは、それと知ると大事なところで逃げてしまい、結局は失恋してずっと独身のまま。

・寅さんは若い女性のLikeをLoveとカン違いすることでの恋愛ドタバタ騒動の喜劇になるが、若い女性にもカン違いさせてしまう言動や行動もあり、見ていると女性への接し方に参考になる。

・柴又のだんご屋「とらや」が実家で、必ず出会った若い女性が訪ねてくる。寅さんや家族は最上級のおもてなしをする。

・寅さんは人情にあついやさしい家族とはちょっとした言葉の行き違いでよくケンカをするが、妹のさくらがいつも兄思いで接し、お金の援助も時々して兄を支えている。

・映像には蒸気機関車や昭和の自動車、木造の家屋、昭和の東京、地方の風景、木製の漁船、観光地、地方の祭り、地方のローカル線の無人駅や木製の古びた駅舎、のどかな里山の風景、昭和の風習、地方での安い宿屋などが随所に見られ、映像のレトロ感も満載。自由でのびやかな昭和が見られる。

・寅さんシリーズの終盤(第42作以降)になると、泉(後藤久美子)と甥の満男(吉岡秀隆)の若者の恋模様も同時並行で描かれ、寅さんがそれを応援する「恋の指南」も見どころ。

・作品ごとに当代一流の俳優がゲスト出演し、演技もとても上手で見ごたえある。

・映画の舞台となった実家とらやのある柴又駅前には寅さんの銅像があり、寅さん記念館もあるなど国民的な人気を博した超名作。

 

思いが浮かんだままに列記してみました。

昭和の当時の庶民の風習や考えなど、令和の今ではNGなものも色々ありますが、当時はそれで普通でしたし、あちこちでの喫煙シーンの多さも普通でした。その昭和の価値観の中で人々はそれぞれの考え方で幸せを感じ、幸せを求めて頑張っていました。昭和は規制もゆるくて、例えば、トラックの荷台に地方回りの芸人たちが荷物と一緒に乗っているシーンなど、トトロ映画でも引っ越しの車の荷台に家族が荷物と一緒に乗っているシーンと重なり、レトロ感満載です。

 

映画の製作年は第一作が1969年からと古いですが第50作(令和元年)まで制作され、中のストーリー自体や恋愛模様は今でも十分ありえる内容で心温まる見応えのあるお話になっていますので、昭和レトロを通じて新しきを知ることも出来そうですね。

温故知新、そんな感じのする名作です。

 

 

ここまで私見をお読み下さり、誠にありがとうございました。

 

 

ではでは、

 

 

 

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