結婚式・披露宴の変化に思う | きままなひととき

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かつて挙式披露宴は、派手、豪華で、ホテル挙式が最上位ランクなどと昭和では当たり前だった派手な結婚式。挙式披露宴にかかる費用は軽く300万円は超えていて、招待される友人も、ご祝儀相場は3万円とか相場がありました。

新郎新婦両側で招待する方々の人数をそろえたり役職などの地位もお互いでだいたいそろえたり、みたいな慣例があり、将来の出世への期待希望もあり、職場上司夫妻に仲人をお願いするのが当時は普通でした。ひな壇には、新郎新婦、それをはさむように仲人夫婦が同席しました。

また、主役は新婦なので、お色直しも最低3回あったりして、出席者たちの円卓テーブルにキャンドルサービスもするのが当り前でしたし、お祝いのスピーチや友人によるかくし芸的な盛り上げもありましたし、上司や友人のスピーチの依頼、場合によっては司会をテレビ局のアナウンサーに依頼するなど、挙式披露宴の準備だけでもかなり大変な様子でした。新婦の両親への手紙朗読は、涙を誘うものでした。

 

でも、最近は、豪華な挙式披露宴はかなり減り、式だけ挙げて披露宴はしない、フォトウェディングだけにして式も披露宴も行わない、家族だけで挙式を行う、などなど、非常に簡素化されてきています。挙式披露宴にかかる莫大なお金は新婚生活のために使う、という流れが主流になっています。とても納得します。

 

今思うと、昭和はなんであんなに派手婚だったのかと、疑問に思います。時代の流れ、バブルだったのでしょうね。両親の「見栄」もあったでしょうし、友人がこれくらい豪華な挙式披露宴をしたなら、自分も敗けじと一層豪華にするなど、ある種マウント合戦的な意味合いもあったのではと思います。

ホテルや結婚式場や結婚関連産業の「営業戦略」にうまく乗せられていたのだとも思います。

独身の友人たちにとっては、新郎新婦側の友人たちとの出会いの場所、でもありました。

ドラマ「やまとなでしこ」でも主人公の女子(演者:松嶋菜々子)は、

「披露宴は条件が整った最高の出会いの場所。ご祝儀3万円なんて惜しくはないわ。」

と言っています。気持ちまでバブリーな時代でしたね。今の私には3万円は正直、高いかな、と思います。

 

蛇足ですが、

ちなみに私の結婚の場合は、両家の家族だけが集まり、進行などは私自身がやり、仲人もなくて両家の親兄弟姉妹そろっての「顔合わせ」と「今後の懇親」が叶いますようにと、こじんまりした食事会にしました。上司同僚友人も声掛けしませんでした。妻はウェディングドレス姿、私はスーツ姿で食事会をしました。写真は撮りました。

職場同僚や友人たちへの披露は、後日自宅での食事会をして複数の日に分けて行いました。会費なども一切なく、私たちも無理しない手料理でおもてなししました。メインはお好み焼きだったり、手巻き寿司だったり、です。缶ビール、コーラ、ジュース、お茶などがドリンクです。ペットボトルで用意し各自自分で入れます。

 

…、今、たくさんのデジタル写真の整理をしていて、結婚した当時の写真を見て、こんなことを思い出していました。

こんなふうに思い出に浸っているから、全然整理が進みません。笑

 

ではでは。

 

 

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