2002年6月1日の思い出。(ネタバレ有) | よく躓く人生。

2002年6月1日の思い出。(ネタバレ有)

先日のDVD上映会で、猫仔が選んだのはこれ『拳神』。

オイラにはロイ・チョン祭である(笑)

悪役である。

ラスボスである。

逆三角の体型に軍服がハマってカッコイイ。

遺伝子注入のシーンなんて、宝塚のグランドフィナーレの様だ。

帽子で折角の金髪が見えないのは残念だが。


それにしても、彼は何歳の役なのだろう。

20年前、ユンピョやサモハンと同期だった設定。
ユンピョより6~7歳若いのに。

あ、20年前のサモハンはイーキンが演じてたけど。
という事はサモハンより年上か?
人間の脳の中で眠っている"神の禁区"を開発するパワーグローブの副作用でイーキンはサモハンになってしまったのだ。

このシーン、現地版で初めて観たとき大ウケでしたよ。

映画館で観た時も、みんなで笑ってた。



久しぶりに吹き替えで観たが、ロイ・チョン声渋っ!!

…って、あれ?この声は!!

山路さんじゃないですか、カラツマチョチョーッ!!


『拳神』は吹き替えについて色々考えさせられる作品である。

全体の臨場感は、実は吹き替え版の方があると思う。

最初、主役がリーホンと聞いた時、え?リーホンが芝居やるの?しかも広東語!?と思ったものだった(オイラの中ではずっと歌手オンリーのイメージが出来上がっていたから)。

実際、当時芝居を始めたばかりな上、広東語に不慣れなリーホンの台詞回しは、オイラ的にはアリだけど…正直イタかった…。


吹き替え版は、声優さんの感情溢れる台詞回しで、ハラハラしないで(^^ゞ観られると思う。

それともう一つ決定的なのは、ラストバトルの効果音。

ぶっとばされたリーホンが、転がって線路に激突する。

オリジナル

バキッ!!ズザザザザザザッ…コンッ!!


俺、大爆笑。


確かに線路に当たる金属音としてはリアルなんだけど、コンッ!!って!!


これが吹き替えでは

バキッ!!ズザザザザザザッ…ドガッ!!


になっていた。


……………


…うーん…

普通に観るにはこの方がいいが…こうして書いてみると愉快ではないな(愉快でどうする!?)


オリジナルの方が良かったと思ったシーンもある。


葉童演じる主人公達のお母さんは、とってもコワイ元警察官。

彼女が死ぬシーンなのだが、吹き替え版は縋り付くリーホンに

「さすが…私の息子…」

と声をかける。

キャラ的には勿論これでハマっているのだが、オリジナルでは

「乖…乖…(いい子いい子的ニュアンス)」

となだめる。

それまでとにかくビシバシ厳しかったお母さんの優しい声に、これだけで泣けた。

作品の流れ的には吹き替え版でOKだが、心情的には、このニュアンス活かしてほしかったな、と、ちょっと思った。



それはさておき。


この映画はお約束通りのツッコミ満載作。


最大のツッコミ所はやはりアレだ。

リーホンの姉、クリスティが惚れたスティーブンを救う為、途中で力尽きる。
でも、その魂はスティーブンの中に融合してしまう!!


姉の言葉を聞くリーホン。
でも顔はスティーブンだ。


クリスティが好きだったカーロウはもっと複雑だ。
恋敵の男になっちゃったんだから。


しかし一番悲劇なのは当のスティーブンだろう。
これじゃ恋人も作れんぞ!?


みんな、それを当たり前の様に受け止めている…風に見えるのだが…

いいのかっ!?それでっ!!



さて、これは一応アクション物なのだが、ちょっと残念なのはCGが多くて体術が沈んじゃってるところ。

スティーブンは役柄的にも似合ってて、文句なしにカッコいいのになぁ。

そういやカーロウも、壮絶すごいアクションができるのに、役がヘタレ君なので、ヘッポコ系アクションになってて、可愛いやら残念やら(笑)


ゲームの『鉄拳』がベースになっているから仕方ないと言えば仕方ないのだが、もちっと生のアクションも見たかったもんである。


ところでこの映画の前売りを劇場で買うと、フィギュアが貰えた。


サモハンかユンピョのセレクト。


主人公とかでないあたり、日本では客層をどう見ていたのか解る出来事だな(笑)



そして、当日『拳神』と『少林サッカー』をハシゴしていた同じ新宿に、アーロンが来ていたと後に知って撃沈したオイラ…