充君の頭が天井のライトにぶつかりそうで時々どきっとした舞台を観に行った時の話。 | よく躓く人生。

充君の頭が天井のライトにぶつかりそうで時々どきっとした舞台を観に行った時の話。

10日の夜はシモキタにて、舞台『僕がブルーハーツとダウンタウンを好きになった理由。。』at駅前劇場。
彩仔がチケットプレゼントに当選!!
村田充君出演、という事で誘って頂きました。

これがすっごく面白かった!!

誘ってくれてありがと~

ホールに入ると、そこは高校の美術室。
セット中に色々な言葉が落書きの様に殴り書かれています。
正面の言葉を繋ぐとタイトルになる事から、これは作中で使われるんだろうな…と思っていましたが、予想以上に効果的に使われて感動!!

物語は、荒れ果てた定時制高校の不良君達が繰り広げる3日間の騒動の顛末。
キャラが全員濃ユ~く、可愛く、テンポが良いので、2時間以上がとても短かった。

もう、実にアタマの悪そ~な連中ばっかなんですが、舞台そのものは頭の良さが漂いまくり。
これは観る人によって感じ方が全く違うだろうと思います。

ここに登場する生徒は勿論、先生も、学校という壁に守られた世界の中で生きています。
大切な人を失ってしまった連中が、その事実を受け入れ、消化しようと、狭い枠の中でもがいています。

大半はアタマ悪いので(でも可愛い)そのもがき方が実にバカで不器用なんだけど、常にフルスロットル、あるイミ前向きに落ち込み、暴走している。

枠の外の世界を知って、大人になっちゃうとね、大事なもの(人でも事柄でも何でも)を失くしてしまっても、何となくやり過ごす方法を覚えてしまったりする訳ですよ。
そうしないと生活できなかったりするから。

多分、そんな外の世界を知っている唯一の男が、現在この学校をシメている荒木。
知っているが故に、他の連中みたいに無邪気ではいられない彼は、見ていて少し切ない。

この荒木、ルックスは絵に描いた様な古いタイプのオタク。
その外見と、孤高の雰囲気のミスマッチが凄い。
彼が登場すると空気が張る。

演じるのは、脚本・演出の林灰二さん。
なる程、荒木、インテリっぽい訳だよ!

充君演じる、荒木と並ぶ実力者・小林は、実に繊細で、不器用。
腕がたち、無口でこれまた孤高なムードだが、ラストで、おバカさんな普通の高校生である事が露見する(笑)

彼は本当に死にたかった訳じゃないだろうね。
迷走の果て、死にはぐった彼はまた、仲間達との日々に戻る。

そして過ぎる時間。
日常なんて、そんな物の積み重ねかもしれない。

色々感じる物のある舞台でした