楽園。 | よく躓く人生。

楽園。

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恐竜展の後は常設展。

久しぶりに行ったら、新しい展示スペースが出来上がっていた。

整然と並ぶ標本類は見やすくなっていたけれど、あまり小さい化石は高い所に展示されると…よく見えない。
パレオキロプテリクス(コウモリ)なんて、じっくり観察したかったけど、ライティングの加減もあって黒い影にしか見えんかった…○| ̄|_



さて、個人的に古代鯨ブームだったので、サクサクとパキケトゥスのところへ。

確かに恐竜が生きていた時代ががすごーい昔だっていうのは知ってるけど、それよりもクジラが四つ足で歩いてたっていう事の方が、体感的には果てしなく昔に感じる。

このパキケトゥスがやがて、


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アンビュロケトゥスになり、


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バシロサウルスに向かう訳だ。

(でもバシロサウルスの類は絶滅してしまって、現代にその子孫はいないらしい。)


これだけ変化するのに、どのくらいの時間がかかるのだか。

そしたら、ホール内で研究者によるありがたいお話、というのが始まった。

何とお題が

『クジラの進化』

なーんてタイムリー!!

それによると、最近インドで発見されたインドヒウスという生き物、これがパキケトゥスよりも古いクジラのご先祖であろうと。

ミズマメジカの様な生活形態で、敵が来ると水中に没してやりすごす。

その時、敵の様子を察知する為とおぼしき発達を遂げた耳の作りがクジラと同じなのだとか。
クジラが進化する方向は、生活圏を海に開発したのではなく、逃走の為の、いわば後ろ向きな進化だそうだ。


へぇ~~~!!!


ところでインドヒウスは草食。
パキケトゥスは肉食。
この間を繋ぐ生き物はまだ見つかっていないらしい。

勉強になった~。


でもって、その奥にある古代哺乳類の骨格など眺めていた。

残念な事に、ここのメガテリウム(オオナマケモノ)は頭骨のみで全身骨格がない。

昔、ここで行われた太古の哺乳類展で見て以来、メガテリウムはお気に入りなのだが。

その時、ワタクシの横で少年が叫んだ。


「オオナマケモノあるからお母さん呼んでこい!!」


君のお母さんはメガテリウム好きなのか!!??

しまった…お母さまのご尊顔を拝しておくぺきだった…。


にしても、こういうの好きな方のリアクションは面白い。

ワタクシが別の階に移動しようとホールを出かけた時、入ってきた少年の雄叫び。

「すごい!!ここパラダイスじゃん!!!」


そうか。君にとっての楽園はここか。

将来君がインドヒウスとパキケトゥスを繋ぐ生き物を発見するかもしれないな。

いや、クジラ好きかどうかは知らないけど^^;