たしか小学校に入る前くらいに母親に襖に投げ飛ばされて鎖骨を折ったことがあって、原因は自分が泣き止まないから。との事でした。

 その時は父親もろくに稼いでないくせに家族に対して暴力を振るうし、おそらく母親はその事に対してイライラしていて、そんなおっかない母親の態度に子供ながらに反応して泣いてたんだろうと推測できます。
 まあ、投げられた瞬間はなぜか覚えていて一瞬泣き止みポカーンとして、その後更に大泣きした記憶があります。
 その後手間のかからない良い子になったのは言うまでもないですが。


 仕事が暇な最近、待機時間が増えて同僚の仕事量は増えて顔色をうかがう癖のある自分はついつい同僚の仕事を手伝う事を申し出ます。
 おそらく手伝うことで母親の関心を得ることのできた自分の習性で常に強迫的にそういう振る舞いをしていたのだと思います。
 仕事の手伝いを強迫的に申し出て、断られて勝手に申し訳ないと落ち込む。おかしい奴だよね。
 同僚は普通の人。自他の境界線がはっきりしていてたとえ他の人が暇していても怒るなんてこともない。だから自分が暇でも気にしない。
 むしろ強迫的に手伝うと言ってくる。そして暇しているからといって勝手に落ち込んです自分を「なんだコイツ」と思っただろうと思う。

 その後数日間ギクシャクしたのは言うまでもなく… 
 
 このような事を自分はひたすら無意識に繰り返してきて、何度も人間関係を壊してきました。ここ数年は自覚することができ最悪の事態になることはなくなりましたが、愛情飢餓からの間違った環境で覚えた身の振る舞い。家族ってある意味イジメとかの温床だと思います。

 同僚にはかなり不快な思いをさせてしまいました。自分と他人の境界線、そんななかで心の通ったコミュニケーション。気持ち良い関係を築ける。

 親の感情の捌け口として育った自分には普通が難しい。