予定外でウィーンに行ってたけど。
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ウィーンはコンパクトなきれいな街だった。
かつてぐるりと街を取り囲んでいた城壁の跡が、リンクという環状線になっていて、道路や路面電車が走ってる。
朝早く起きたので、このリンクをぐるりと朝ラン。
本当に青空と緑が気持ちいい。
リンクに沿って王宮や寺院、ドナウ運河など観光地も点在してて、走ってても楽しいんだよね。
ホントきれいな街。
日中は、日中は美術館をめぐった。
高校生の時に、アール・ヌーヴォーやアールデコにすごくはまった時期があって、クリムトが大好きだった。
ベルヴェデーレ宮殿で、
代表作「接吻」
「ユディト」
やっぱり本物は違うというか、画集で見るのとは全然違うね。
金箔の使い方も、実際に塗られた絵の具の立体感も、額も一緒にデザインされてるのもわかるし。
ユディトのほうは、表情がなんとも言えなくて、しばし見入っちゃった。
ヨーロッパの美術館って、フラッシュなしなら写真撮影OKというところが多い。
こういうのいいよね。^^
在住の友人にいろいろと話を聞いて思ったことを雑記すると（なので、ちゃんと調べた情報ではないのであしからず）
・物価は非常に高い。
・税金も高い
ヨーロッパ圏域では、スイスに次いで北欧と同じくらい物価もゼジ金も高いとのこと。
ただ、スーパーで買物をしてみると、果物や野菜は意外と安かった。
あれ？って思ったんだけど、
「悪名高いEUの農業補助金で、食品は安く買えるんだよね」
だって。
だから、外食はすっごい高いけど、意外と作る場合の食費の負担は少なくてすむらしいよ。
・時給は最低賃金でも１８ユーロ（約２２００円）くらいで日本よりも遥かに高く、失業率も５％くらいと低い。
ヨーロッパって失業率がすごく高い印象があるんだけど、その中にあってもオーストリアは非常に成功してるんだとか。
すごいなーって思った。
これから行くフランスは失業率が高い、特に２５歳以下の若年層の失業率が３０％くらいとひどい状況で、この辺の違いが個人的にはすごく興味がある。
・６００年以上にもわたってハプスブルグ帝国の首都だっただけに、どことなく京都みたいな古都意識があって、ウィーンが一番だと思ってて、
「はぁ、どちらから？ウィーンが一番でおます」
みたいな。
でも、ひとは意地悪じゃなくてやさしい。
（あくまでも友人の個人的感想。京都のひと、ごめんなさい。
ぼくは京都好き！）
一番印象的だったのはねー。
これ！
歩行者用の信号機。
手をつないで歩いてて、しかもハートマーク♡
わぁ、いいなぁって思って友人に話したら、
「あれ、３パターンあるんだよ」
え？
よく見て、よく見て
「ほら、これふたりともスカートはいてるでしょ？
レズビアンカップルだよ」
ええー！？
男ｘ女
女ｘ女
男ｘ男
の３パターンがあるんだって！
衝撃！！！
ウィーンを離れる間際だったので、実際に確認できなかったけど、ネットで探したらあった！
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すごいなー。
やっぱりヨーロッパは多様性への理解が進んでる。
移民の問題もあることは知ってるけど、街を歩いてても本当にいろんな人種のひとたちがいるもんね。
同質性や均一性の日本社会とは、普段から見てる景色が違うから、こういう信号機が登場したりするんだろうなぁ。
なんだか、とっても気持ちが温かくなったウィーンだった^^
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