データの出どころって大事。 | 堀江昭佳オフィシャルブログ「『こころ』と『からだ』の悩みを解決する しあわせ女子のための処方箋」Powered by Ameba

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婦人科漢方専門・子宝のスペシャリスト 堀江昭佳が、西洋医学、漢方、心理学の3つの視点から、こころとからだの悩みを解決する方法をつづります。
「からだを整えるとこころが整い、結果的に夢が叶う」
そんな考え方を大切にしています。

本を読む時とか、インターネットで情報を見る時に、ぼくは結構、これって本当かなぁ。
って思いながら見る。



特にネットとかはそうなんだけど、非常に断片的な情報でしかないんだよね。
そこに書いてあることが真実だとは限らない。
これは、ブログでも、ニュースでも、ホームページでもそう。
ぱっと読んだ情報だけで判断してしまうと、書いた人の思い込みとか主義主張に惑わされてしまうことだってある。



今回の『血流がすべて解決する』を読まれた感想で言われて意外だったのが、参考文献をほめていただくこと。

ある大手書店のバイヤーさんには真っ先に参考文献を褒められてびっくりしたし、本によく接している方に言われることが多い。
セミコンでご縁のある山田みゆきさんのブログにこんなふうに書いてもらったりもした。
↓  ↓  ↓
『Celeb style master plan』


ぼくは薬剤師になったあと、北里大学大学院に通った。
この時に学んだことが生きてる気がする。
臨床薬学専攻だったのだけど、ちょっと変わったところだったんだよね。
ものの考え方や文献の調べ方やデータの見方をきちんと教えてもらえたことは、大きな宝物になった。
中退しちゃったから、たった1年の経験だったけど、大学の4年間(その頃薬学部は4年制)をはるかに上回る貴重な経験や勉強をさせてもらえた。

ものすごーーーーく人気の専攻コースだったから、やめる時に当時の教授に、

『臨床薬学コースが始まって以来、やめる人はあなたが初めてです!』

と言われたのだけど、学んだことには本当に感謝してる。
やめるのもったいないかな、
と、考えたんだけど思ったら行動しちゃうんだよねぇ・・・



「考え方」を述べたりするのなら、純粋に自分の思っていることを述べたらいいし、それが求められていること。
だからわざわざ、参考文献とかを示す必要はないと思う。

ただ、健康や医療に関わることを書く以上、自分が「こう思っている」ことについて、「なぜ、そう言えるのか」の根拠が求められるんじゃないかな。

漢方をしていても思うのだけど、いまの自分が学んだ知識をもとに仕事ができるのって、これまでに積み重ねてきた先人たちに負うところが大きくて。
昨日、今日ぼくが思いついたことを単に実践しているわけではないんだよね。
だから、『なぜそう言えるのか』の理由を示していくことは、知識をつかわせていただいていることに対しての敬意でもあると思う。

担当の編集さんも徹底してて、本の中で述べていることを全部調べられるんだよね。
見つからない場合、照会が来る。

「ここに述べられている根拠は何ですか?」
「論拠となる資料を教えて下さい」

それで、曖昧だったりする部分は削除されたり、表現を変えたりされる。
プロだな、と思った。



主要参考文献として掲載させていただいた書籍は30冊。
実際にはこれ以上に多くの本を参考にしているし、本に書かれていても出来る限りさらにさかのぼって、1次資料や論文も調べるようにした。論文とかネット上の資料とかもあるけど多すぎるからということで割愛になったけど。
まさかほめられるとは思ってもみなかったから、参考文献をきちんと記載しておいて、よかったなって思う。



よくお客さんから、ネットやブログに書かれたことについて質問される。

「高温期は動かないほうがいいんですか?」
「わたし冷やしちゃったから、それでダメですか?」
「出血があったけど、これって病気ですよね」
「生理がなかなか来ないんですけど、異常でしょうか?」
「◯◯を飲まないといけませんか?」
「△△△は、しておかないといけないんですよね」


でも、嘘だったり、根拠がなかったりすることも多い。
ネット上の情報は、きちんと出どころを調べるのも大事。

特に、無記名の情報はまず疑ってかかる。
そして本当に、そう言われているのかを探る。


不安を感じながらネットを見てると書かれたことが気になっちゃったり、すがりたくなっちゃうんだけどね。
本当っぽく書いてあるし。
書いた本人も本当だと思って書いてることも多いから。^^;



でもねー、ネットってデマとか思い込みが平気で「常識」に転化していく。
そのいい例だった記事がこちら、すごく面白いから読んでみて。
「了解しました」と「承知しました」って、結局のところどっちでもいいみたい。^^;
↓   ↓   ↓
『「了解しました」より「承知しました」が適切とされる理由とその普及過程について』


もちろん本もネットも、書き手の主義、主張が盛り込まれてるから面白いし、表現の自由だから言いたいことを言えばいい。
それに、
今まで常識だと思われてたことと180度違うことが言われだすことや、本当だと思ってたことが違ってて、違うと言われてたことが本当だったりすることだってあるから。

ぼくが言ってることだって、ひとによっては「そんなことありえない」「間違いだ」って言う人もあるだろうし。

ただ、健康に関して書いたり、意見を述べる以上、きちんと調べておきたいな。って思ったんだよね。
だから本を書くときは、自分が思っていることでも、全部もとになる資料をもう一度集めて確認したり、専門外のところは、医師や鍼灸師の友人たちに確認してもらった部分もある。

でもねー、
完璧ってことはないと思うし、そもそもぼくは抜けてるし、おっちょこちょいだから、あれ?ってところがあったら申し訳ないので、ごめんなさい。(先にあやまっておきます^^;)

ただ、それくらい調べて書いたのは本当。
そして、それだけやっておいてよかったなって思う。





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