先日、京都で「しょうが」専門の薬膳セミナーを開催した。
これは風水薬膳茶の専門家であるティーセラピストとアドバイザーの方限定のステップアップセミナー。
薬膳には、たくさんの素材があるのだけど、なかでも大切な「しょうが」について深く、詳しく学んでいくためのもの。
インドのアーユルベーダから、ギリシャ・ローマを経てハーブ治療にも、中国を経て日本に伝わって漢方に広く使われてる薬膳素材しょうが。
歴史や、植物学的な特徴も含めてみんなで広く勉強した。
たとえば、しょうがって一口に言うけど、生のもの、乾燥させたもの、蒸して乾燥させたもの、しぼり汁、皮、焼いたもので、それぞれ薬効が違ってくるんだよね。
生のしょうがでは冷え症は良くならないから、漢方では蒸して乾燥させたもの(乾姜)を使うとか。
つわりの吐き気には、しょうがのしぼり汁が良く効くとかね。
あわせて薬膳料理教室も開催!
しょうがについて深く知ったら、実際の生活にも取り入れなきゃね。
夏の京都ということでゆかたで講師したりして。
風水薬膳ステップアップセミナーの詳細は、参加したティーセラピストさんのブログにアップされてて。
勉強しているというか、楽しんでいるというか。
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ティーセラピストみなみちゃんのブログ
『生姜だらけの日』
ティーセラピストのぞさんのブログ
『お料理教室みたいなお勉強会です』
あとね。
ぼくは、ものごとを知って学んでいく時に、一番根っこのところに戻るのってすごく好き。
一番根っこのところを見るから、ものごとってよく知ることができると思うんだよね。
今回はしょうがだけを取り上げて深めたのだけど、
しょうがが体にいいと知ってても、なんで体にいいのか、どういう歴史をたどって今のように使われるようになったのか。しょうがのもつ力はなんなのか。
例えば、しょうがは熱帯原産だから、生のまま使うと熱を発散させて体を逆に冷やしてしまう。
だから漢方では、蒸して乾燥させるという手間をかけて生薬として使っていることが、背景を知ってはじめて深く理解できると思うんだよね。
そういったことがわかるから、生薬やハーブのひとつひとつを深く知るからこそ治療やセラピーでうまく使えるようになる。
体をよくしようとする時も同じ。
例えば、血流をよくする、冷えを取る。
なんでそうすることで体が良くなっていくのか、原点をたずねないとうわべだけになっちゃう。
漢方で婦人科の治療をするときに、ひたすら『血』を大切にするのも、原点からたどった意味があるんだよね。
妊娠を望む時や、婦人科の病気を治す時もそうだと思うんだ。
お医者さんとかに任せっきりにするんじゃなくて、自分自身で深く知って、理解する。
情報やデータを追っかけたり、結果を追い求めるんじゃなくて、ちゃんと「理(ことわり)」を知るからこそ、本質から心や体を整えていける。
すごくそう思う。
風水薬膳茶を勉強するということは、そういう意味もある。
自分の心と体を理(ことわり)から知りたいひと。
興味のある人は、ぜひぜひ勉強しに来てね。
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