友人から、絵手紙が届いた。
どこかの誰かを助けることは、
できないけれど
目の前のいのちを
抱きしめること
それが
私が
できることだと思う
できないけれど
目の前のいのちを
抱きしめること
それが
私が
できることだと思う
やわらかなつくしの絵に添えられた、文章がとてもすなおなで、なんだかとてもやさしい気持ちになる。
その人を幸せにしてあげることは、出来ないかもしれないけれど、私自身がその人の喜びになることはできる。
という文章を、以前、和田裕美さんの本の中で読んだことがあって、そのとおりだな、と思うんだよね。
和田さんは、タクシーに乗るときは、ちゃんと釣り銭を用意して乗るんだって。
タクシーの運転手さんって、釣り銭を準備するために、わざわざコンビニで買い物して崩して用意してたりする。
だから、金額ぴったりを出すと、
「ありがとう」
って笑顔で言われるんだって。
他の誰かを変えたいとか、幸せにしてあげたい。みたいな、人を変えようとすることってすごく難しいことだったりする。
心づかいって、日々の忙しさの中で、ついついおざなりになっちゃう。
話を聞くときに真剣に耳を傾けたり、にこっと笑って「ありがとう」って言ったり。
なんだか小さな小さな、ささいなことのようだけど、そんな小さなことを大切にしたいなぁと思うんだよね。
さぁさぁ、ぼくに喜びを届けてくれた友人に、お返事を書こう。