やっぱり、基礎体温はつけた方がいい。その3 〜つけたくない場合〜 | 堀江昭佳オフィシャルブログ「『こころ』と『からだ』の悩みを解決する しあわせ女子のための処方箋」Powered by Ameba

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婦人科漢方専門・子宝のスペシャリスト 堀江昭佳が、西洋医学、漢方、心理学の3つの視点から、こころとからだの悩みを解決する方法をつづります。
「からだを整えるとこころが整い、結果的に夢が叶う」
そんな考え方を大切にしています。

ホルモン剤を使ってる時の基礎体温について書いた、前回のブログについては、こちら
↓  ↓  ↓
『やっぱり、基礎体温はつけた方がいい。その2』


今回は、「つけたくない」場合についてのお話。
ちょっと耳が痛い話かもしれない。



赤ちゃんを待ってて、なかなか授からないと、イヤになる。これって、やっぱりみんなそうみたいで、


「基礎体温をつけるのがストレス」

「思い通りの体温でないと何度も測りなおしてしまう」

「朝から憂鬱」

「生理前がわかって不安になる」


というようなことをよく言われる。
そりゃそうだよね。しんどいよね。赤ちゃん待ってて、体をいい状態にしたいと思ってるのに、基礎体温がキッチリと答えを突きつけるようなところがあるもんね。
基礎体温が、まるでイヤーーーーーな上司の顔で、朝一番から、ほーら見ろ。みたいに迫ってきてるようなもんだよねぇ。。。しかも毎朝。
そういう時は、イヤだイヤだと思って測定しても、よくないので、


測定をやめてみる。




ことをおすすめする。
それで、やめるときは、中途半端にやめない。中途半端にやめちゃうと意味がない。




いさぎよくキッパリやめる!



もう、全部やめる。
タイミング取るとか、排卵日チェックとか、不妊のサイトを見るとか、そういうのも全部一度やめてみる。


気持ちいいくらい、ぜーーーんぶやめる!


もーね、全部忘れちゃえ!



自分にとって不妊という状態が、赤ちゃんを授かろうとすることが、どれほどストレスになってていたのか自分らしさを奪ってしまってたのか生活を侵食してたのか、よくわかるから。


やめてみると、本来のあなたらしさがちゃんと戻ってくる。基礎体温で気持ちが左右されたり、イライラしたりするのって、自分らしさが奪われちゃってるってことだから。




スッキリして、自分らしさを取り戻す!


それでもって、解放された気持ちで生活してみたらいいと思うよ。


好きなことやったり。やめてた趣味を再開してみたり。夫婦で旅行してみたり。
本当の意味で不妊のことを忘れると、それでできたりするって少なくないもんね。あ、ただし、ここでそれを期待してやめないでね。そういうのも忘れちゃおう。


それでもって、休んで気持ちが落ち着いたところで、できるものから再開する。



でも、この時に「なぜ基礎体温をつけることがストレスか」を考えてみてほしいんだよね。どうして、基礎体温つけるのがストレスになっちゃうんだろう。



がんばってるのに、否定されたような気がするから?

努力がムダになっているように、感じるから?

思い通りにならないから?

女性としてダメだと言われてる気がするから?

普通じゃないと思ってしまうから?



やめたかったら、やめてもいいし、逃げたかったら逃げてもいいんだけど、もし、不妊治療をすることになったら、あるいは、あなたが不妊治療をしてたら。
治療に対しても同じように感じ続けないと行けなくなる。そして、ストレスを理由にして、治療したり、やめたりを繰り返してしまう。


人間、逃げた問題は必ずまた、やってくる。

形を変えて、必ずやってくる。



人間関係を理由に仕事を辞めると、転職した先でも、同じような人間関係を繰り返したり・・・

時間に縛られるのがいやで仕事をやめて起業したら、いままで以上に時間に縛られる羽目になったり・・・

浮気されるのがいやで別れたら、また浮気されたり・・・

ダメな男がいやで別れたら、またダメな男にひっかかったり・・・



今までに似たようなことってなかった?
それを理由でやめたことが、また形を変えてやってきたことって。
ぼくは、ある。(苦笑)
世の中に、そんな話が多いのは、そこに真理があるからなんだよね。


ちょっと、考えてみてね。
あなたがもし・・・


妊娠をしたらどうだろう?
手放しで喜べるかな。


出産をしたらどうだろう?
こどもを安心して見守れるかな。


もしかしたら、不安でいっぱいな自分が想像できちゃうんじゃないかな・・・



治療を休むことは、悪いことじゃない。
人間ずっとがんばれないから、休むことって大事!
でも、その時にストレスを理由にしてしまうと、本当の自分の根っこの気持ちが見えなくなる。ストレスだからって逃げちゃうと、また同じことが形を変えてやってくる。


もちろん、全く不安のないひとなんていない。

ストレスを全然感じない人なんていない。



基礎体温をつけたくない。つけるのが嫌だという気持ち。その根底には、自分自身の向き合い方が隠れてる・・・


基礎体温は、あなた自信のバイオリズム。あなたの体調をそのまま表したもの。
自分の基礎体温が嫌だってことは、自分自身を嫌だってことだったり、自分自身を大切にできないってことにもつながってしまう。
いまの状態を受け入れて、その上で、すすめる力を持てるようになったら、すてきじゃない?

きっと、授かることに対してもすごく大きな力になるし、赤ちゃんを授かった時に、やさしい気持ちで包んであげられる。自分を受け入れてる人だけが、本当の意味でひとにやさしくできると思うから。





基礎体温をつけるのが嫌なときは、嫌なんだから、やめたらいい。
でも、そのことに対しての自分の気持ちを考えてみるのって、大切なことじゃないかなぁって思うんだよね。





『やっぱり、基礎体温はつけた方がいい。その1』

『やっぱり、基礎体温はつけた方がいい。その2』

『やっぱり、基礎体温はつけた方がいい。その3』