やっぱり、基礎体温はつけた方がいい。その2 〜ホルモン剤使用中について〜 | 堀江昭佳オフィシャルブログ「『こころ』と『からだ』の悩みを解決する しあわせ女子のための処方箋」Powered by Ameba

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婦人科漢方専門・子宝のスペシャリスト 堀江昭佳が、西洋医学、漢方、心理学の3つの視点から、こころとからだの悩みを解決する方法をつづります。
「からだを整えるとこころが整い、結果的に夢が叶う」
そんな考え方を大切にしています。


前回の記事はこちら
↓  ↓  ↓
「やっぱり、基礎体温はつけた方がいい。その1』



期待を持ってつけはじめた基礎体温表も、不妊治療をはじめてホルモン剤を使い出すと、「つけなくていい」と思ってたり、なかなか授からないと「つけたくない」と感じたりする人ってとても多い。
カウンセリングでも、そう言われることはよくある。

実際のところ、どうなんだろう?


今回は、ホルモン剤を使っている時に、基礎体温をつけたほうがいいのかどうか考えてみよう。

不妊治療をする場合に、ホルモン剤を使うことって多いよね。
例えば、
プラバノール、ルトラール、プロベラ、ヒスロンといった薬を飲むと体温が上がる。ホルモン剤で体温が上がることも、その時期もわかるから、


「つけても意味ない」



って思う人もいるかもしれないけど、これがけっこう落とし穴だったりする。
ホルモン剤を使っても、体温が上がらなかったり、基礎体温表の形が乱れてることがある。



ホルモン剤でも基礎体温が整わない


ホルモン剤を使っている時に、ちゃんと効いてるかどうかって、基礎体温をみたらチェックできる。


もしも、ホルモン剤を使っても、体温が上がらなかったり、基礎体温表の形が乱れてたら、ちゃんと体がホルモン剤に反応していないってこと。ホルモン剤の力を体が受け止めきれてないんだよね。


体が反応できてないってことがわかる。


効いてるか効いてないかわかんないまま、治療をするより、自分でできることを探して、よりよい状態にしてあげたほうがいいよね。これは、不妊治療が長期に渡っている人によく見られる。


ホルモン剤が悪いわけではなくて、体が疲れてるよ。と悲鳴を上げてるのかもしれないね。こういう場合は、ホルモン剤を使わない時期を作って、あわせて生活を見直したりすることが大切。



なんかね、ガタガタの基礎体温を見ると、ぼくは、


ああ、しんどいんだなぁ。


って思っちゃう。
ホルモン剤を使ってるのに、低温期や高温期ができなかったり、ものすごくガタガタしてる時は、余計にそう感じるんだよね。
基礎体温は、自分の体や心の状態を反映してる。


ガタガタだから、悪い! 

わたし、こんなにダメなんだ!


って、ダメ出しするんじゃなくて、体や心が「しんどいよ」「疲れてるよ」って教えてくれてるんだよね。基礎体温表に現れてるメッセージを読み取れば、自分にとって体や心を整えるには、何が一番必要かを教えてくれる。









だから、個人的には、ホルモン剤を使っている場合でも、基礎体温をつけることをおすすめする。あなたにとって、大切な情報を教えてくれているから。
基礎体温についての基本情報は、こちら。
↓  ↓  ↓
『基礎体温って何?」





次回は、「基礎体温をつけたくない」場合について考えて見たいと思う。
↓  ↓  ↓
『やっぱり、基礎体温はつけた方がいい。その3』