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「やっぱり、基礎体温はつけた方がいい。その1』
期待を持ってつけはじめた基礎体温表も、不妊治療をはじめてホルモン剤を使い出すと、「つけなくていい」と思ってたり、なかなか授からないと「つけたくない」と感じたりする人ってとても多い。
カウンセリングでも、そう言われることはよくある。
実際のところ、どうなんだろう?
今回は、ホルモン剤を使っている時に、基礎体温をつけたほうがいいのかどうか考えてみよう。
不妊治療をする場合に、ホルモン剤を使うことって多いよね。
例えば、
プラバノール、ルトラール、プロベラ、ヒスロンといった薬を飲むと体温が上がる。ホルモン剤で体温が上がることも、その時期もわかるから、
「つけても意味ない」
って思う人もいるかもしれないけど、これがけっこう落とし穴だったりする。
ホルモン剤を使っても、体温が上がらなかったり、基礎体温表の形が乱れてることがある。
ホルモン剤を使っている時に、ちゃんと効いてるかどうかって、基礎体温をみたらチェックできる。
もしも、ホルモン剤を使っても、体温が上がらなかったり、基礎体温表の形が乱れてたら、ちゃんと体がホルモン剤に反応していないってこと。ホルモン剤の力を体が受け止めきれてないんだよね。
体が反応できてないってことがわかる。
効いてるか効いてないかわかんないまま、治療をするより、自分でできることを探して、よりよい状態にしてあげたほうがいいよね。これは、不妊治療が長期に渡っている人によく見られる。
ホルモン剤が悪いわけではなくて、体が疲れてるよ。と悲鳴を上げてるのかもしれないね。こういう場合は、ホルモン剤を使わない時期を作って、あわせて生活を見直したりすることが大切。
なんかね、ガタガタの基礎体温を見ると、ぼくは、
ああ、しんどいんだなぁ。
って思っちゃう。
ホルモン剤を使ってるのに、低温期や高温期ができなかったり、ものすごくガタガタしてる時は、余計にそう感じるんだよね。
基礎体温は、自分の体や心の状態を反映してる。
ガタガタだから、悪い!
わたし、こんなにダメなんだ!
って、ダメ出しするんじゃなくて、体や心が「しんどいよ」「疲れてるよ」って教えてくれてるんだよね。基礎体温表に現れてるメッセージを読み取れば、自分にとって体や心を整えるには、何が一番必要かを教えてくれる。
だから、個人的には、ホルモン剤を使っている場合でも、基礎体温をつけることをおすすめする。あなたにとって、大切な情報を教えてくれているから。
基礎体温についての基本情報は、こちら。
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『基礎体温って何?」
次回は、「基礎体温をつけたくない」場合について考えて見たいと思う。
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『やっぱり、基礎体温はつけた方がいい。その3』