眠りの話の続き。
夏から秋へ、秋から冬へ。~眠りについて(上)~
秋になってきて、
夜、いまいち眠れないなぁ。
なんて思う人が増えるんだけど、
そんな感じはない?
これは、
日の長さに睡眠時間が影響を受けるから。
昼の長い夏に比べて、
昼の短い秋や冬っていうのは、
睡眠時間が長くなる傾向があるんだよね。
秋は、
夏から冬に向かう季節の変化に
体が睡眠時間を長くしていくのが
追いついてないから、
なかなか眠れなくなっちゃうというわけ。
この眠りに関わるホルモンが
メラトニン。
このメラトニンは、
朝日を浴びた14~16時間後に
たくさん脳から分泌されて、
眠くなるようになってる。
しかも、
たくさん分泌されたほうが
眠りの質がよくなることがわかってるんだよね。
なので、
ぜひ、朝日を浴びることを心がけよう~。
ちなみに、
寝室の遮光カーテンはおすすめしない。
それは、
自然光で部屋が明るくなってくるのを
脳はしっかりと感じているので、
遮光カーテンにしてしまうと、
このメラトニンの分泌に影響するからなんだよね。
さらにいうと、
このメラトニンは、
女性ホルモンのバランスにも深く関わっている。
昔、電気が普及する前、
北極近くに住むエスキモーやイヌイットの女性は、
冬になると生理が止まっちゃう人が多かったんだって。
北極近くの冬は、
昼が本当に短くなって、
1日のほとんどが夜。
冬に極端に日照時間が短くなると
メラトニンが大量に分泌されて
生理が止まっちゃう。
そして、春になってきて
太陽の光が増えてくると
生理が再開する。
詳しくは、こちら(英文)
↓ ↓ ↓
「Menstural Health in Women's Lives」
ここで大切なことは、
太陽と睡眠が女性ホルモンのバランスに
非常に深く関わっている
ということ。
メラトニンが多くなると生理が止まるなら、
少なくしたほうが生理に良いのか?
というわけではなくて、
バランスが大切なので、悪しからず。
まぁ、
難しい理屈とかは置いといて、
朝日を浴びて、
よく眠ろうね~!
なんかね、
いろんなデータや理論とかがあるけど、
結局、
自然のリズムに合わせた昔ながらの生活が
人間の体には合ってるんだろうなぁって
ぼくは、つくづく思うんだよね~。
ちなみにこれは、
北極に近いフィンランドの。
↓ ↓ ↓
夏と冬の1日を5分に短縮した映像。
日照時間の差にびっくりする。