基礎体温が高いことと、卵子の若さ。 | 堀江昭佳オフィシャルブログ「『こころ』と『からだ』の悩みを解決する しあわせ女子のための処方箋」Powered by Ameba

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婦人科漢方専門・子宝のスペシャリスト 堀江昭佳が、西洋医学、漢方、心理学の3つの視点から、こころとからだの悩みを解決する方法をつづります。
「からだを整えるとこころが整い、結果的に夢が叶う」
そんな考え方を大切にしています。





基礎体温が高くなる原因だけど

1)生まれつきの体質

2)流産後

3)ホルモン治療

4)加齢


の4つが大きくあげられる。





1)生まれつきの体質で体温が高い

このタイプは、

そこまで気にしなくてもいいかな、と思う。

ポイントは排卵期のおりもので、

おりものがあまりない場合は、

しっかりと漢方で陰を補うのがおすすめ。




逆に、2)~4)のタイプの人は気をつけてもらいたい。


2)流産後に体温が高くなる

流産をして1,2ヶ月は、

妊娠の影響が残っているので、

そんなに問題では無いけど、

これが続く場合は漢方的に要注意!

陰を補うことで、

早めに元の体の状態に戻してあげることが大切。




もしも、

流産をした場合は、

血流をよくしておくことが

次の妊娠しやすさにつながるので、

早めに相談をすることを

覚えておいてね。




3)ホルモン治療を続けて体温が高くなる

長くホルモン治療を続けている人は、

以前と比べて体温が高くなっていないかチェック。



ホルモン剤というのは、

漢方的には非常に強い「陽」。

ずっと続けていると、

体の中の育てる力である陰が疲れて

だんだん不足していってしまうんだよね。



・前と比べて体温が高くなった

・基礎体温が不安定になった

・おりものが減ってきた。




そんな症状があれば、

少し治療をおやすみするサインかもしれない。



治療自体が悪いというより、

自分の体にとってどうかというのが大事。

からだの陰の力が不足しないように、

しんどいときは、

しんどいわけで、

自分でバランスをとってあげるのは

とっても大切なんじゃないかなぁ。





4)年齢をかさねて体温が高くなる

陰の力というのは、

若さやうるおいも意味していて、

年とともに減っていってしまうんだよね。



更年期になると、

ホットフラッシュといって、

のぼせやほてりが強くなってくるでしょう?

あの症状は、

陰が不足した典型的なサイン。

体温が高くなっていくのは、

そこに向かってることでもある。



なるべく若さを保つためにも、

陰を補うのはとっても大切なこと。

早めに「陰の漢方」を使うことで、

体の状態を若くしておきたいよね。



夏の暑さも、緑で涼し。





《卵子の若さと「陰」》

ここまで読んでもらってピンと来たかもしれないけど、

漢方で言う「陰」の力というのは、

若さに直結してる。







卵子の若さにも関係してる。





体外受精などで、

卵子の質が悪い。

卵が採れない。

胚盤胞にならない。







そんな悩みがある場合は、

陰を補うことがとても大切。






陰を補う漢方には、

もともと不老長寿の漢方として作られたものが

すごく多い。







陰を補うことは、

卵子を元気にすることでもあり、

いつまでも若々しくあることでもある。




なので、しっかり陰を補ってね!