一歩、一歩、階段を登ってる。 | 堀江昭佳オフィシャルブログ「『こころ』と『からだ』の悩みを解決する しあわせ女子のための処方箋」Powered by Ameba

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婦人科漢方専門・子宝のスペシャリスト 堀江昭佳が、西洋医学、漢方、心理学の3つの視点から、こころとからだの悩みを解決する方法をつづります。
「からだを整えるとこころが整い、結果的に夢が叶う」
そんな考え方を大切にしています。


昨日のEさんのカウンセリングでのお話。


「わたし、いままでの仕事人生の中で

一番の試練に直面しました・・・

もう本当に、えらいことが起こってしまって・・・

家に帰るのがこの数週間、夜の10時を過ぎるような毎日です。





なんでわたしがこんな目にあうんだろう。

そんな考えが、ちょっと浮かんだりはしたけど・・・





もしかしたら、

今の私にはきっと必要なことかもしれない。

この先、何年かして、このことが役立つかもしれない。

そんなふうに、いままでの自分では考えないようなことを

思ったりしてるんですよね。








まわりの方も、

『大丈夫?』

『一人で抱え込まなくてもいいよ』

『あなたが悪いんじゃないからね』


って声をかけてくれて、

わたしが家についた頃に、何人もの方が

メールを送ってくださったり。




今までだったら、せっかくの好意を

『どうせ人ごとだって思ってるでしょう』

『本当は関係ないって思ってるでしょう』

そんなふうに考えて、

人の言葉を素直に受け取れなかったのに、





しんどいって言おう。

助けてって言おう。

わたし、まわりに支えてもらって本当にありがたいなぁって。

そんなふうに思えるんです。

わたし、強くなったなぁって。








いままでは、夜中に不安で目が覚めて

眠れなくなったり、

『あんなことを言ったけど、本当によかったのかなぁ』

って、自分の言ったことが気になったり、

どうでもいいことで、

不安で不安をあおってたんですよね。




それが、なくなったなぁ。

自信がついたなぁって思うんですよ。


こんなトラブルのさなかなのに、

眠れるし、食べれます。






一番最初に漢方をはじめる時に、

『眠れなかったり、

不安だったりするのは、

性格じゃなくて体質ですよ』


って言われたでしょう?



それで、すごくほっとしたんです。

体質だったら変えれるなぁっておもったから。





わたしね、寝る前に漢方を飲む時に、

だんなとふたりで

『今日の良かったことは~?」

って聞くようにしてるんですよ。

ふたりで、

『明るい未来はあるよね~』

『漢方を飲めることがしあわせだよね~』

って言い合ってます。

家に帰って寝る前の

だんなとのふたりの時間。

自分の将来をイメージする時間になってて、

これだけは守ろうって。




大きなトラブルが起きて、

大変だけど、トラブルを理由に

この習慣はやめたくないと思って。

それは、違うなぁって思って。




一歩、一歩、階段を登ってるんだと思っています。」







Eさんの話を聞きながら、

ぼくはすごくうれしかった。






Eさん、まわりから声をかけてもらったり、

気にかけてもらえるのは、

いままでの積み重ねの結果。

それだけのことをしてこられたから。

まわりにいい人たちが多いのは、

Eさんがちゃんと自分で引き寄せてるから。






大きなトラブルに遭遇した時に、

ひとの本質はあぶりだされると思うのだけど。




不安でもなく、

怒りでもなく、

嘆きでもなく、

攻撃するでもなく、





きちんと向き合って、

受け止めて。

でも、

しんどい時、

助けて欲しい時は、

すなおにそう言える。




それを、自分が強くなったって思えるのは、

本当にすてきなことだと思うんだよね。







とても大変なことが起こったのだろうけど、

Eさんが穏やかに、訥々とお話される言葉が

とても芯があって、響いて

カウンセリングのはずが、

ぼくのほうが元気づけられた。