妊娠検査薬陽性だけど出血。 | 堀江昭佳オフィシャルブログ「『こころ』と『からだ』の悩みを解決する しあわせ女子のための処方箋」Powered by Ameba

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婦人科漢方専門・子宝のスペシャリスト 堀江昭佳が、西洋医学、漢方、心理学の3つの視点から、こころとからだの悩みを解決する方法をつづります。
「からだを整えるとこころが整い、結果的に夢が叶う」
そんな考え方を大切にしています。


「あの~・・・、高温期がつづいてるんですけど・・・」

Yさんから電話がありました。

「え!?検査薬は使ってみました??」

「陽性反応は出たけど、薄くって・・・

しかも、出血があったんで生理かなぁと思って」


「うーん・・・

出血は、いつもの生理くらいの量?」

「それよりはずっと少なかったんですけど・・・

生理が来たら人工授精のための自己注射をしないといけなくて、

注射しようと思ったけど、念のため聞いてみようかと思って」



「えーーー!!!

ダメ!

注射しちゃダメ!!!」











妊娠検査薬というのは、

おしっこの中のhCGを検査しています。

hCGというのは、

受精卵が着床すると分泌されるホルモンです。

これから胎盤になっていく部分から分泌されるのですが、




hCGは妊娠以外で分泌されることは、ありません。




つまり、

妊娠検査薬の反応がたとえ薄くても、

陽性なら妊娠していると判断してほぼ間違いありません。

だから、Yさんは排卵誘発の自己注射をしてはダメだったんです。

(hCGの注射を高温期にされている場合は別です)




その日は、日曜日だったので、

病院にも確認できず、ぼくに電話してこられたんですね。

聞いてもらってよかった・・・




Yさんは、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)で、

不正出血がふだんから多かったりしたので、

余計に迷われたみたいでした。




その後、病院で検査して、

正式に妊娠が確認されました。

よかった、よかった。




多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)で、

なかなか自然排卵がない状態だったんですが、

PCOSは痩せると良くなりやすいので、

まず漢方ダイエットしてもらって、

その後、病院で排卵しやすくなる手術もされて。





でも、なかなか生理が自然に来なかったんです。

人工授精もしながら、

手術から、もうすぐ1年近く経つから、

病院でも体外受精の話が出始めたところで、

今回の自然妊娠でした!





今まで頑張ってこられた成果が出て

すごくよかった!





Yさんで337人目の妊娠報告です。





安定期までは、まだもう少しあるけれど、

Yさんの妊娠が順調でありますように!