「あの~・・・、高温期がつづいてるんですけど・・・」
Yさんから電話がありました。
「え!?検査薬は使ってみました??」
「陽性反応は出たけど、薄くって・・・
しかも、出血があったんで生理かなぁと思って」
「うーん・・・
出血は、いつもの生理くらいの量?」
「それよりはずっと少なかったんですけど・・・
生理が来たら人工授精のための自己注射をしないといけなくて、
注射しようと思ったけど、念のため聞いてみようかと思って」
「えーーー!!!
ダメ!
注射しちゃダメ!!!」
妊娠検査薬というのは、
おしっこの中のhCGを検査しています。
hCGというのは、
受精卵が着床すると分泌されるホルモンです。
これから胎盤になっていく部分から分泌されるのですが、
hCGは妊娠以外で分泌されることは、ありません。
つまり、
妊娠検査薬の反応がたとえ薄くても、
陽性なら妊娠していると判断してほぼ間違いありません。
だから、Yさんは排卵誘発の自己注射をしてはダメだったんです。
(hCGの注射を高温期にされている場合は別です)
その日は、日曜日だったので、
病院にも確認できず、ぼくに電話してこられたんですね。
聞いてもらってよかった・・・
Yさんは、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)で、
不正出血がふだんから多かったりしたので、
余計に迷われたみたいでした。
その後、病院で検査して、
正式に妊娠が確認されました。
よかった、よかった。
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)で、
なかなか自然排卵がない状態だったんですが、
PCOSは痩せると良くなりやすいので、
まず漢方ダイエットしてもらって、
その後、病院で排卵しやすくなる手術もされて。
でも、なかなか生理が自然に来なかったんです。
人工授精もしながら、
手術から、もうすぐ1年近く経つから、
病院でも体外受精の話が出始めたところで、
今回の自然妊娠でした!
今まで頑張ってこられた成果が出て
すごくよかった!
Yさんで337人目の妊娠報告です。
安定期までは、まだもう少しあるけれど、
Yさんの妊娠が順調でありますように!