頭痛を治す⑥〜肝陽頭痛〜 | 堀江昭佳オフィシャルブログ「『こころ』と『からだ』の悩みを解決する しあわせ女子のための処方箋」Powered by Ameba

堀江昭佳オフィシャルブログ「『こころ』と『からだ』の悩みを解決する しあわせ女子のための処方箋」Powered by Ameba

婦人科漢方専門・子宝のスペシャリスト 堀江昭佳が、西洋医学、漢方、心理学の3つの視点から、こころとからだの悩みを解決する方法をつづります。
「からだを整えるとこころが整い、結果的に夢が叶う」
そんな考え方を大切にしています。

肝陽頭痛は、頭の横側が痛むことが多いです。

<症状>
頭痛とめまいの両方ともある場合が多く、
不眠があったり、
イライラして怒りっぽかったりします。

顔に赤みがあったり、
口の苦味、
脇の痛み
が出たりすることもあります。

ストレスが強い人、
血圧が高い人によく見られます。


<治し方>
平肝潜陽

漢方では肝は自律神経をつかさどります。
ストレスが強かったり、
イライラしやすかったりするのに、
抑え込もうとしていると、
気の流れが悪くなり、滞って熱を持つようになります。
この熱が肝にたまって悪影響を及ぼしてしまう状態です。
熱は上にのぼる性質があるので、
頭に登って頭痛になる。
という考え方です。
この熱を鎮めて元に戻すというのが平肝潜陽の意味です。


<漢方薬>
天麻釣藤飲
降圧丸
など

イライラ、ストレスがたまって燃え上がっている状態なので
原因をなるべく減らして
リラックスすることがとっても大切ですよ~。

頭痛が夜にひどかったり、
疲れで悪化する場合は
体の潤い不足がひどい状態(肝腎陰虚)なので
二至丹
杞菊地黄丸
などがおすすめです。