治療を止めるということ。 | 堀江昭佳オフィシャルブログ「『こころ』と『からだ』の悩みを解決する しあわせ女子のための処方箋」Powered by Ameba

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婦人科漢方専門・子宝のスペシャリスト 堀江昭佳が、西洋医学、漢方、心理学の3つの視点から、こころとからだの悩みを解決する方法をつづります。
「からだを整えるとこころが整い、結果的に夢が叶う」
そんな考え方を大切にしています。

先日、Eさんのカウンセリングの日でした。

Eさんとは、
長いお付き合いになります。

初めて来られたのは6年近く前のこと。
人工授精を毎月のように半年間して、
そのあと体外受精にチャレンジしたけど結果がです、
他になにかできることを・・・
と探されてボクのところに相談にいらしたんですね。

漢方での体づくりを半年ほどされて
体外受精に臨んで、
めでたく妊娠、
無事にかわいい男の子を出産されました。


産前産後も婦人科の漢方はずっと続けられていたんですが、
改めて二人目を・・・
ということで相談を受けたのが1年ちょっと前のことでした。

その時、41歳。
なるべく早めに・・・ということで、
漢方も妊娠しやすい体づくりのための処方に切り換えて、
体外受精を3回トライされたのだけど、
今回はなかなか結果がです・・・




先日、無事に採卵、移植ができて結果待ちなのですが、
治療を始められる前から
「今回で最後にします」
と、お話されていました。

「何回も体外受精をやっていて、
今回がダメなのって、
なんかわかるんですよ・・・。

前は、3個取れてた卵が1個しか取れなかったし
数値も悪くなってるし、
やっぱりどんなにがんばっても
年齢には勝てないんだなって」


長いお付き合いもあったので、
今の気持ちを教えていただけますか?
ということで、
少しお話を聞かせてもらいました。


「やっぱり、あかちゃんがほしい
というのが目標だったから
どんなに納得しようと思っても
治療を止める時に
納得や満足感は本当の意味では難しいと思います」



「まわりからもやっぱり言われるんです。
悪気はないと思うんだけど、

『二人目はまだ?』

って」



「一人目の時は、
自分の思い出
『赤ちゃんがほしい!』
という気持ちが強かったけど、
二人目の場合は、
もちろん自分が欲しいという思いもあるんだけど、
それ以上に
子供の為に兄弟を作ってあげたい
という気持ちが強いんですよね。。。」




「こどもに、

『ごめんね、ごめんね
あかちゃんができなくてごめんね』

っていうと、

『いいよ、ぼくはいいよ、大丈夫だよ』

って言うんです・・・」




思わず涙を流されたEさん・・・
こどもさんも
おかあさんのがんばりや
つらい気持ちを感じ取っての
言葉なんだろうと。


「妊娠と年齢のことなんて
治療をするまで全く知らなかったから
なるべく若い方が
早いうちから、
年をとると妊娠しにくくなるよっていうことを
知ってほしいと思います」

と最後に話されていました。



同じように、
治療を今後どうするか考えられている方
二人目不妊に悩まれている方
の参考になれば・・・
ということで
ご了解いただいたうえで、
今回、ご紹介させていただいています。


すごく大切なことを教えていただきました・・・
本当にありがとうございます。







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