二人目不妊④ 〜産後の影響、血の不足〜 | 堀江昭佳オフィシャルブログ「『こころ』と『からだ』の悩みを解決する しあわせ女子のための処方箋」Powered by Ameba

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婦人科漢方専門・子宝のスペシャリスト 堀江昭佳が、西洋医学、漢方、心理学の3つの視点から、こころとからだの悩みを解決する方法をつづります。
「からだを整えるとこころが整い、結果的に夢が叶う」
そんな考え方を大切にしています。

二人目不妊でよくあるのが、
産後の養生不足や授乳などによる

血の不足

です。

血の不足というと
「貧血」
と思いがちですが、
全く同じ意味ではありません。
(血の不足の中に「貧血」も含みます)

貧血は西洋医学的に
血液中の赤血球や
赤血球に含まれるヘモグロビン(鉄分)の量が
不足した状態をさします。
カンタンに言うと「血が薄い」

それに対して
漢方で言う血の不足とは
全身をめぐる「血の量が少ない」
という意味で考えてもらうといいかもしれません。
貧血でない「血が濃い」状態でも
全身をめぐる血の量が少なかったら
貧血と同じような症状が出てしまいます。



漢方では「子宮は血の海」
という表現をするのですが、
血によって「子宮・卵巣」は栄養を与えられ
健康でいることができる。
と考えられています。

血が不足してしまうと
卵巣や子宮の働きがガタ落ちしてしまうんですね。


この子宮・卵巣の力の低下は妊娠力の低下に直結します。
二人目不妊で相談に来られる方に
このタイプはとても多く見られます。
それは、出産、授乳で大量に「血」が使われてしまうのに、
回復させてあげることが上手にできていない方が
とても多いからです。。。





《血の不足の具体的な症状》

・  めまいや立ちくらみがする

・  顔色が青白くつやがない

・  だるい、疲れやすい

・  髪がパサつき抜けやすい

・  肌が乾燥しやすい

・  目が疲れやすい

・  爪が割れやすい

・  手足の冷え、またはしびれ

・  生理の血の色が薄い、または量が少ない

・  生理が遅れがち

・  不眠、途中で目が覚める

・  舌が薄く色が淡い


などがあります。
こういった症状がある場合は要注意です。



次回は、具体的な血の回復方法について
説明したいと思います。



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