多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)② 治療法 | 堀江昭佳オフィシャルブログ「『こころ』と『からだ』の悩みを解決する しあわせ女子のための処方箋」Powered by Ameba

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婦人科漢方専門・子宝のスペシャリスト 堀江昭佳が、西洋医学、漢方、心理学の3つの視点から、こころとからだの悩みを解決する方法をつづります。
「からだを整えるとこころが整い、結果的に夢が叶う」
そんな考え方を大切にしています。

最近増えている
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)

病院でエコーを見せてもらうとよくわかります。

PCOSの卵巣の特徴 ネックレスサイン

ひとつの卵巣にたくさんの排卵できなかった古い卵胞が
ネックレスのように並んでいます。

妊娠に関わる症状としては
排卵障害があるくらいのレベルから
無排卵で全く基礎体温が低温期・高温期の二相にわかれないレベルまで
大きく個人差があります。


<治療法>

実は原因がわかっていないので
まだ根本的な治療法もないのが現状です。

①一般的にはクロミフェンが用いられます

クロミフェン(クロミッド、セロフェン)という排卵誘発剤で
卵胞が排卵できるように手伝います。



②最近注目のメトフォルミン

PCOSの方にはインスリン抵抗性といって、
血糖値を下げるホルモンであるインスリンが
うまく効かない人が多かったりします。
このインスリン抵抗性を改善することが
PCOSの改善につながるとして
メトフォルミン(メルビン、グリコラン)が
使われるようになってきました。


その他に、HMGという注射による排卵誘発や
腹腔鏡で手術をして卵巣に穴を開ける方法などがあります。