最近増えている
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)。
病院でエコーを見せてもらうとよくわかります。
PCOSの卵巣の特徴 ネックレスサイン
ひとつの卵巣にたくさんの排卵できなかった古い卵胞が
ネックレスのように並んでいます。
妊娠に関わる症状としては
排卵障害があるくらいのレベルから
無排卵で全く基礎体温が低温期・高温期の二相にわかれないレベルまで
大きく個人差があります。
実は原因がわかっていないので
まだ根本的な治療法もないのが現状です。
①一般的にはクロミフェンが用いられます
クロミフェン(クロミッド、セロフェン)という排卵誘発剤で
卵胞が排卵できるように手伝います。
②最近注目のメトフォルミン
PCOSの方にはインスリン抵抗性といって、
血糖値を下げるホルモンであるインスリンが
うまく効かない人が多かったりします。
このインスリン抵抗性を改善することが
PCOSの改善につながるとして
メトフォルミン(メルビン、グリコラン)が
使われるようになってきました。
その他に、HMGという注射による排卵誘発や
腹腔鏡で手術をして卵巣に穴を開ける方法などがあります。