「くるり」の20年に及ぶ活動。その集大成的3枚組CDに、今ハマっています。
1枚目はデビュー曲の「東京」から。まず、初々しさの残るノイズ感たっぷりのバンドワークに驚愕!
そして、岸田さんのエネルギッシュなボーカルパフォーマンスに、ほとばしる「若さと才能」を感じずにはいられません。
そのあとに続く数々の名曲は、私のドライブミュージック。
くるりサウンドの変遷を、ここ北海道にて、延々と続く長い一本道を進みつつ、聞きとっていきます。
今、やっと遅い春を迎えようとしている、この地にぴったりなのが、「春風」。
はっぴいえんど風のフォークなサウンドと、まるでポエムのように春の情景を綴る歌詞は、ようやく雪解けを迎えた広大な大地に溶け込んでいきます。
くるりの場合、まるで水の流れるような流麗な旋律も、ラップも、ロックも、底辺に流れるのは、研ぎ澄まされた、最低限の音の重なりだけ。
音に対する優しさと探求心にあふれているから、きっと誰にも真似できない1曲を作り上げるのだなと思います。
今、大好きなのは「Superster」。
とにかく、ボーカルがセクシー!
主旋律のあと、一気に音程が低くなるのですが、そこが聴き所。本当にシビレます。
どうしてこんな風に、スピード感あふれるアレンジが出来るんだろう…。どうしてこんな歌詞を思いつくのだろうと、何度聞いても答えが出ません。
そして毎回、ドラムのビートやベースの小技の新しい発見をします。
とにかく深い、くるりのサウンド。
「JUBILEE」も「旅の途中」も、「奇跡」だって、
CMでなんとなく耳にした曲も多いと思います。
是非、一度CDを手に取ってみてください。
日本のポップミュージックを真の意味で支える、大黒柱のような「くるり」の魅力に、一人でも多くの方が気づきますように…。