部屋の明かりを消して、遠赤外線ヒーターのオレンジの明かりだけ。

リクライニングチェアに体を預けて、真空管アンプから流れるジミ・ヘンドリックスのELECTRIC LADY LANDを聴いてる。
真空管アンプっていっても、すごいオーディオじゃなくて、ギターアンプと真空管オーディオが合体したちょっと変わり種のアンプなんだけどね。
気のせいかわからないけど、真空管の音は優しいような気がする。

ジミヘンのサウンドは、ハードってイメージがあるけど、実はとても繊細なサウンドだったりするんだよね。曲にもよるけど、、、

そんなわけで、今夜はBurning Of The Midnight LampならぬMID NIGHT CARBON HEATERだ。

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今日は静かな1日だったなあ。。

雨の昼下がり。ジムに行きそびれて、そのまま帰るのもなんだし、時間があまったので近くの古い古い、それは古い本屋に初めて行った。
古い商店街の中にある本屋だ。なんとか銀座って名前が付いている商店街(笑)

きいたら50年近くそこで営業しているという。
となりのふとん屋さんは54年で、ついに閉店だそうだ。

探してた本(ギターマガジンと、村上春樹の文庫化された「色彩をもたない田崎つくる」)は案の定なくて、本の背表紙を眺めながら店のおじいさんといろんな話をした。
戦時中の話や、個人の本屋はどんどんなくなってるって話や。
昔はこの近くの団地には子供がたくさんいて、活気があったって話も。

昔、本屋さんてこんな感じだった気がする。
ちょっとした会話を交わしたりして。

僕が中学生の頃行っていた本屋さんもそんな感じだった。
ある本を買ったら、店主は僕にこう言った。
「いい本を選んだね。この本はとてもいい本だよ。」
そのとき買ったのはたしかトルストイの「人はなんで生きるか」だったと思う。

その頃の僕は、なんだか知らないけど外国の作家の本が好きだった。
スタインベックや、ヘミングウェイ。
長距離走者の孤独はすごく印象に残ってる。
二十日鼠と人間のラストの衝撃は今も忘れられない。
キリマンジャロの雪なんて、読んだところできっと意味もわからなかったと思うけど。。
きっとなんだかそういう作家を読むのがかっこいいって思ってたのかな。

フィッツジェラルドは短編集が好きだった。
「カットグラスの鉢」は本当に怖かった。

なのに、なぜか代表作「グレートギャッツビー」はそのころ読まなかったんだな。

ギャッツビーを読んだのはつい最近のことだ。
僕にとってのやり残した宿題(笑)の一つだった。

なぜあれほどアメリカ人はあの小説を愛するのだろう。
WIKIでは英語で書かれた20世紀最高の小説で2位だとか。

大したストーリーではないのにね。

デイジーなんてくだらない俗物でクズをなぜギャッツビーはあれだけ愛したのだろう。

外面的な美しさ故なのだろうか。
デイジーが美しくなかったら、あの悲劇は起こらなかったのだろうか。

外面的な美しさなんて・・・くだらないよ。
美しいのはいいことだけど、中身のない空っぽな美しさなんていみがない。

この話前書いた気がするなあ。
これまたREPEAT& FADEだ。

話が逸れた。

でもって、本の背表紙を見ながらおじいさんと話をしていたら、遠藤周作の「沈黙」があった。
大昔に読んだけど、もう一度読みたくなっていた本だ。

たしか、マーティン スコセッシが映画化してるはずだ。
ロックミュージシャンのPANTAが出演してると聞いたことがある。
いつ公開になるのかな?見たいなあ。。。

そんなわけで、ギターマガジンを買いに行って遠藤周作を買って帰ってきたのだった。

ELECTRIC LADY LANDはVOODOO CHILEが流れてる。
壮大なジャム作品だ。

遠赤外線ヒーターのオレンジの明かりとジミのギターはなんだかとてもいいハーモニーだ。

もう少ししたら眠くなるかな。