風邪をひいた。

気が抜けたのかな。
その間に忍び込まれたのかな。

で、大事を取って会社を休んで病院に来てる。
有休も使わないともったいない(笑)

病院は満員。ものすごい混み方。
風邪だから小さいクリニックで充分なんだけど、来た事のあるこの総合病院に来てしまった。

待合室の壁には少年少女合唱団とこの病院の理事長の集合写真が1枚。
僕が入院した時にちょうど慰問に来てくれた子供たちの写真だ。
歌のプレゼントはもう何十年も続いている恒例行事らしい。

退屈しのぎに僕はその小さなコンサートに、点滴をぶら下げて参加した。
全然期待してなかったのに、、知らないうちに僕はその歌声に引き込まれていた。
おとりよりは歌声を聴いて、涙ぐんだり口ずさんだり、
反応のないお年寄りのそばには、家族や、看護師の方が寄り添っていた。

みんなで歌おう(かわいいねW)、というコーナーでは子供たちがみんなの隣に来て歌を歌う。
僕の手のひらに重ねてくれたあの女の子の手は小さくて、温かかったな。
すぐ隣で聴く歌声は、大げさじゃなく天使みたいだったな。

ANGEL OF MUSIC って歌があったな。

この子たちがずっと健やかでいられたらいいな。
ずっと、安らぎと力を人に与える側にずっといられたらいいな。

誰かが、どこかで、誰かの役に立っている。
みんなが、支え合って行きている。
そんな事は今まで一度も考えた事が無かった。

でも、あの時、瞬間だけど、、、確かに僕はあの歌声に支えられたのだろう。

僕もどこかで、だれかの何かになれていたらいいなと思う。
してあげるのではなくて、ただ、ほんの少しの力になれる事があったらいいと思った。

虫のいい、何の役にもたたない祈りだけど、あまりにおこがましい祈りだけど。

良いクリスマスを。