"豚の安心を買うより

狼の不安を背負う


世界の首根っこ押さえ

ギターでぶん殴ってやる!!!"

そう歌ったのはブルーハーツのマーシーだった。

そして、実際にギターで人をぶん殴ったのは
ローリングストーンズのキース・リチャーズだった。

しかもあろうことか、客を。
(キースのことをご存知ない方は・・・
パイレーツ・オブ・カリビアン"WORLDS END"のジャックのオヤジ役の人を思いだしてください。
あいつです。悪そうでしょ?)


ここに25×5というストーンズのドキュメンタリービデオがある。
これがもう。。。最高なのだ。


タイトルはメンバー5人の25年の歴史、という意味なのだろうか。

ストーンズの歴史をめぐる旅といった感じの内容だ。
キースとミックのインタビューもある。

ライブシーンももちろん、ブライアン・ジョーンズの姿も出てくる。
ブライアンの話は、いつも切ない。

キーボーディスト、イアン・スチュアートの話も興味深い。



彼はストーンズのオリジナルメンバーでありながら、
ルックスがストーンズらしくない(よくない)
といった
マネージメントサイドからの理由だけで
正式メンバーから外されてしまったアーティストだ。



しかし、ステュ(イアンのあだな)は、ローディとして、
そして、サポートメンバーとして、

ずっとストーンズと共に行動を共にする。

彼にはスポットライトが当たることは無かったが、
ずっとメンバーとして、変わることなくストーンズと一緒にいたという。

キースやミックが、今はなきステュの想い出を語る。
ステュは俺達の兄貴分みたいだった。と

ホラホラ、坊やたち。
急がないと次のステージに遅れるぞ!速くヴァンに乗りな!



そんな彼は85年に、心臓発作でこの世を去る。
兄貴的な存在を亡くした彼ら。
当時を振り返ってキースは
「これからどうしたらいいかわからなかった」と言う。

後に、ミックはストーンズのロック殿堂入りのスピーチで、
その栄誉を
ブライアン・ジョーンズとイアン・スチュワートに捧げた。

そして、「ステュのおかげでストーンズはブルースの道を踏み外さずに済んだ」と言ったという。


ヤバイ。沁みる・・・

そう。ストーンズはずっと変わり続けてきたけれど、
ブルースというホームは絶対忘れることは無かった。
これからもきっと忘れることはないだろう。


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そんな25×5だが、オレの一番のお気に入りシーンはこれ!

どこかのスタジアムライブでのシーン。

ステージに興奮したファンがステージに乱入。

ミックとキースに抱きつこうとする。

ミックは慌ててファンから逃げる。

その時・・・!!!
我らがキース・リチャーズがつかつかとファンに近づく。

弾いていたテレキャスターを肩から外して、
思いっきりバックスイングして・・・・
ファンの頭をそのままボカーン!

しかも一度ならず二度も(笑)

あえなくファンはビックリして警備員に押さえられ退場(笑)

その間ストーンズの演奏は止むことは無い。(これまた笑)

その後、何事も無かったように、ギターを肩
にかけてギターを弾き始めるキース。

殴ったときの衝撃で、スイッチの位置がずれていたのに気づき、
スイッチの位置を直すとそのまま演奏を続けるのだった。


すげーよキース。アンタほんまもんだ。。。

そのシーンの後、キースがこう言う。
「俺達の邪魔をするなって思ったんだよな」


た、たまらねえー。
キース!

あんたパイレーツ・オブ・カリビアンでも演技してねーだろ!
そのまんまだったもんなあ。

実家のオレの部屋(もうオレの部屋ではないが)の片隅には
今もキースのポスターがはってある。


カメラを不敵な顔で見つめるキース。
その下にアルバムタイトルが入っている。

"TALK IS CHEAP"
言葉なんかいらねえ。
って感じなのだろうか。






キース!オレはあんたみたいなオッサンになりたい。
無理だろうけど、なりたい。
長生きしてくれ!