六年ぶりに友人と会った。


前の会社で一番仲の良かった年下の友人だ。


年賀状に転職したことを書いたら、久しぶりにメールが来て、会うことになった。

彼は彼で色々あったらしい。


彼と毎日にように一緒につるんで帰り、安い喫茶店で色々な話をしたことを思い出す。ロックの話。彼女の話。仕事の話。将来の夢。


いつか頑張ってもっと贅沢な店にいこうぜ、なんていいながら僕は180円のコーヒーで、コーヒーが飲めない彼は紅茶でねばったものだった。

彼は英語を勉強し、時間をかけてそれを習得し、そして転職していった。

7年前の事だ。


彼が会社を辞める日、飲みに行った。

ふたりでゲラゲラ笑い、彼がいなくなってしまう寂しさはあったけれど、その夜、本当に楽しかった事を覚えている。

別れ際に改札口で彼は、クロスさんと会えなくなるのが寂しいと言って少し涙をこぼした。


まさか涙を流すとは思わなかったので、つられてオレも泣きそうになったが、あまりに照れ臭かったのでごまかした。

「何言ってんだよ、がんばれよ、じゃあな」と言って肩を叩いて帰ってきたたことを思い出す。


その後彼は外資系でキャリアを重ねステップアップして忙しい毎日を送っていたらしい。・・・・が、前の会社でトップが変わったことに伴い彼は旧勢力として目の敵とされ退職に追い込まれたそうだ。

今は新しい会社で、少しペースダウンして、のびのびがんばっているとのことだった。


長い間会っていなくても、やっぱり友達はいい。

色々大変な思いをしたであろう彼だが、オレには昔のままのように思えた。


元気そうでよかった。二人とも生きていて、元気で会えて良かった。

生きていることってすごいことだ。

決して当たり前のことなんかじゃないんだぜ。

本当に、感謝だ。

神様がいるのかどうか知らないけど・・・感謝します。

生かしてくれてありがとう。


転職してから、結構疲れる毎日が続く。

でも最近、今まで考えなかったことを考えるようになった。

感じなかったことを感じるようになった。

友達に会えることがこんなにもありがたい、って事も今までは考えたことがなかったな。当たり前のことだと思っていたんだろう。


それにして、不思議なのは6年ぶりなのに、まるで改札口で別れた翌日みたいな感じだったことだ。

何年たっても友達は、いい。


帰り道、一瞬だけ雪が降った。

きれいだな、と思った。冷たくて、気持ちがよかった。


また会おうな。

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てなわけで

"WAITING ON A FRIEND"/THE ROLLING STONES

http://jp.youtube.com/watch?v=wdDfVklg7WU


「彼女をまっているんじゃない。

俺はダチが来るのを待っているのさ。」

いいねえ、キース!