ある日の深夜のできごと。
たまたま、TVの電源スイッチをON。
放送休止のチャンネルばかりなので、深夜映画を観た。
何年ぶりかに味わう、あの独特の雰囲気。
映画のタイトルは「私の叔父さん」(原作:連城三紀彦)。
主演は高橋克典かぁ~
にやけてる顔のイメージからイマイチな印象を受ける。
まあ、遅い遅い夕飯(AM1:30頃)の間だけでも...
そんな軽いノリで画面を消さずにいたのです。
その後、夕飯も終わりアルコールタイムに移行したので
TVの電源OFFにしようと思った瞬間に「消すな!」と。
声ではなく、直感でした。
「禁断」をテーマに物語は進むけれど、
現実では起きない設定なので、空想の世界なんですね。
しかし、得体の知れないなにか、
いや、向こう側に魅せられている自分がいる。
こんな映画あったんだ。
翌日には キーワード:連城三紀彦 で動く。
原作者の名前は知っているけれど、どんな人?
ミステリー小説家であり、僧侶(お坊さん)。
僧侶ってこんなことを考えてるんだ。
原作のタイトルは「恋文」
この作品で直木賞を受賞。(当然、直木賞作家)
閉店間際の本屋で「恋文・私の叔父さん」(映画の宣伝帯付き)を入手。
過去にもあったけれど、点と点で見つけたものが線となる。
繋がるんですね。
頭の隅に引っかかっていた
なにかが直感となって自分を動かして。
たかが深夜映画と思っていたけれど
偶然ではなく必然だったのだ。
摩訶不思議な世界へ招待された気分。
点と点が繋がり、線となる現象は音楽で体験したけれど、
映画、さらに深夜映画をきっかけにしたものは初めてだったので新鮮です。
調子にのって新作映画「雪の華」を観ましたけれど、
こちらはイマイチ。
雪の華という楽曲に思入れがある分、厳しく評価してしまう。
映像表現は難しいですよ。