今年の一大イベントの○△試験も終わり、
落ち着いたので
今までできなかったことをやる予定。
面白い本を見つけで、まずは読書。
出会ったきっかけは、キャラメルボックス(演劇集団)の「エンジェルボール」を観て
原作を読んでみたいと思ったから。
ここ2~3年は観劇の前に原作を読むパターンだったけれど
冒頭の試験を優先させるため、落ち着いてからにしようと。
全部で4冊の長編小説。
購入したはいいけれど、舞台と原作は違うし、
全部読み切れるかなという不安があったのは事実。
しかし、2~3頁読んでのめりこむほどの面白さ!
いらぬ心配でした。
1冊、2冊とあっという間に読破し、
さて次は3冊目に手を伸ばしつつ、悩みが...
主人公「寺谷和章」の今後はどうなるのだろう。
憧れの地元球団「広島東洋カープ」に42歳のルーキーとして入団するものの、
プロの世界は厳しいうえに勝ち星(セーブ)に恵まれず、
紆余曲折を経て勝ち星(セーブ)上げることができた。
しかし、自慢の剛速球『エンジェルボール』は限りがあると告げられ
投げ切ってしまうと...
これ以上はいえない(書けない)。
ストーリーの面白さを殺してしまうのと、
いろんな場面に伏線が張り巡らせられている。
最後の頁をめくり終えた後、
生きることってなんだろうって
考えさせられた。
このストーリーのサブタイトルは「愛すべきものすべてに」。
これですべてを語れます。
作者の飛騨俊吾氏、双葉文庫の編集長に感謝。
いい作品です。
ぜひ一読を。
最終巻の後半であふれ出てくるもののおかげで読めなくなって、
人に見せられないくらい大泣き。
読み終えても止まらなかったんです。
記録よりも記憶に。
愛すべきものすべてに。
この続編の舞台を早く観たい...