いろんなことに理由になにもせず。
部屋には山積みされた本。
そろそろ読んでみるかと一冊、二冊。
定番の「リベラル・アーツ」。
池上彰/戦争を考える ~戦争はなぜ始まり どう終わるか~
2年前に出版された本であるけれど、
まさしく、今読むべきテーマ。
冬季オリムピックも終わり、止まった時間が動き出した。
「もう、終わったのだ」と錯覚してしまう2週間。
まさしく、夢の世界から現実の悪夢に呼び戻された感じだ。
歴史は繰り返す。
必ず、確実に。
これを誰かが止めなければならない。
きれいごとではなく、事実として。
不幸になるのは自分。
本当に不幸なのはそれに気づかない権力者。
八月になったら振り返るのではなく、この瞬間だろう。
この国、そして自分の生い立ちを理解して
進むべき道を歩かなければ...
決してまわりに流されぬようにしなければならない。
過去の戦争を鑑みると独特の「雰囲気」に飲み込まれ
気づいたら戦闘機に乗っていた。
そして、人を傷つけたことに気づかず、
自分が傷ついたことで後悔の念に駆られる。
この本の最後に反戦への誓いとして「歌」を取り上げている。
ベトナム戦争をきっかけとして、日本でも反戦ソングが生まれた。
その中のひとつに「八月の歌(浜田省吾)」もある。
一過性のブームでなく、語り継がなければならないものじゃないか。